2008.11.10 Mon
100年楽しめる古典名作パズル
100年楽しめる古典名作パズル―天才作家たちの難問・奇問に挑戦!!
(2008/08)
伴田 良輔 商品詳細を見る
満足度★★★
出版社は異なりますが、「巨匠の傑作パズルベスト100」の続編です。
今回は、ギリシャの幾何学問題や、中世の数学者が創作した古典パズル
がメインとなり、全84問の名作パズルが紹介されています。
いつもそうですが、伴田良輔さんは単に問題を並べるだけでなく、
そのパズルが創作された背景やエピソードなども解説していますので、
有名なパズル問題の起源などを知ることができます。
古典パズルは、形を変えて何度も世に出ていますので、
解いたことのある問題でも、意外とそのオリジナル問題については、
知らなかったりするものです。
本書に掲載されるパズルは難易度1〜5で表示されていますから、
時間がないときには難易度の低い問題、時間があるときは高難度の問題に
チャレンジするという使い方ができるのが良い点です。
また、メインはクラシックパズルと言っても、
やはりサム・ロイドさんとデュードニーさんという2人の巨匠は外せません。
それぞれの作品は各25問が収録されています。
私は、前作の「巨匠の傑作パズルベスト100」も
まだやり残しの問題がありますから、
本書の問題をすべて解き切る(解けないにせよ取り組む)のは、
かなり先のことになりそうです。
この本から何を活かすか?
それでは、本書から3問ほど紹介しましょう。
まず、最初はパズル史に残る有名問題。ご存知の方も多いでしょう。
Q1.ディオファントスの墓碑銘(難易度2)
ギリシャの数学者ディオファントスの墓碑銘には、彼の生涯が次のように
記述されている。
「神はこの者に、一生の1/6を少年として過ごさせ、また1/12をほお髯のある
青年として、そのあと1/7経って結婚させ、結婚の5年後に息子を授けた。
ああ、遅く生まれた不幸な息子は父親の生涯の1/2の年令で死んだ。
この者は、息子の死後4年経って死んだ。」
さて、ディオファントスはいくつで死んだか?
続いては、「不思議の国のアリス」で有名なルイス・キャロルさんの問題。
Q9.ルイス・キャロルの魔方陣(難易度3)
9種類の切手を1枚ずつ使って、上のようなマスの中に3方陣を作れ。
ただし1つの切手だけは2枚使い、1つのマスだけは2種類の切手を貼って良い。
(この問題、本来は小数ではなく分数表示です)
最後は、デュードニーさんのパズル。
Q43.バグダッドの香油のパズル(難易度3)
バグダッドの商人が、1〜10の番号が書かれ、上下2列になった香油の樽を
持っている。
1番の樽がもっとも質の良い香油で、番号が大きくなるにしたがって質は落ちる。
さてアラブの教えに従えば、自分の右か下に価値の低い樽は置いてはいけない。
例をあげると、
[1][2][5][7][8]
[3][4][6][9][10]
という並べ方は正しい。この条件を満たす並べ方は他にもあるだろうか?
ちなみに私は、最初の2問は何とか解けましたが、Q43.は未解決です。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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