活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

人間にとって教養とはなにか

2021年03月01日
人生論・生き方・人物・哲学 0

人間にとって教養とはなにか (SB新書)
満足度★★★ 
付箋数:24 
posted with ヨメレバ
 「教養を身につけたい。
 教養を身につけると、何かいい
 ことがありそうだけど、どんな
 いいことがあるのか。
 そもそも、教養とはどんなもの
 なのか、知りたい。
 そんなあなたに、この本は
 ぴったりです。
 でも、この本を一冊読んだだけで
 すぐに教養が身につきます、
 とまでは言えません。
 教養は、本を何冊も読むこと
 なのですから。」

本書は、タイトルにある通り、
「教養」とは何かを語った本。

学ぶことの価値を問い、知性を磨く
ための極意についての講義です。

著者は、社会学者で大学院大学至善館
教授の橋爪大三郎さん。

Zoomで語り下ろし、録音した内容を
ライターの方がまとめたようです。

さて、そもそも教養は、何のために
あるのか?

 「まず第一に、自分のため。
 教養が身につけば、満足する。
 自信がつく。ものごとを学ぶのが
 楽しい。そうやって前向きに、
 学びを深めます。
 その際、学ぶのは “ほどほど” 
 にする。結論まで学ぼうとしない
 ほうがいい。途中まで学んだら、
 あとは自分の頭で考えます。
 自分で結論にたどりつくのです。」

教養が身につくと、思い込みから
開放され、人生が楽しくなります。

そして、教養を身につける目的は、
個人のためだけではありません。

 「大勢の人びとが、めいめい
 こうやって教養を磨き、深めて
 いくと、そこから相乗的な効果が
 生まれます。言論が活発になる。
 活字文化が元気になる。
 投票率も高くなる。
 その結果、政治の質が高まります。
 そう、あなたが、そして一人ひとり
 が教養を身につけるなら、そのぶん
 社会が良くなるのです。」

では、個人の教養が最終的には
政治につながっていくのならば、
個人は政治について学べばいい
のでしょうか?

もちろん、政治について学ぶことは
大切ですが、それに囚われず、
自分で興味があることを学べばいい。

各個人が学ぶことによって、
個人の範囲を超えて知性が広がり、
政治的関心の養分となっていいます。

さて、そんな教養ですが、一体、
どのようにすれば身につけられる
のでしょうか?

教養を身につける方法は、様々
ありますが、最も基本となるのは
「読書」です。

 「本は、学問を成立させます。
 学問とは、本を読むこと、そして
 本を書くことだからです。」

その昔、「学び」とは、人から
学ぶことでした。

しかし、知っている人から学ぶこと
以外に道を開いたのが本でした。

本は、学びを人間関係の枠から
開放するのと同時に、時間の制約
からも解き放ったのです。

また、学びは、学生時代だけで
終わるものではなく、一生続ける
べきものです。

どうすれば、学び続けられるのか?

橋爪さんはその秘訣を、学びの成果を
楽しく「アウトプットすること」と
述べています。

今の時代なら、ブログで書いたり、
SNSやYoutubeで発信することも、
学び続ける立派なモチベーションに
なるのです。

この本から何を活かすか?

本書で、橋爪さんは教養を身につける
ための道しるべとして、次の3つの
条件を挙げていました。

 1. バランスよく学ぶ
 2. 「ほんもの」に触れる
 3. 納得して、楽しむ

この道しるべに沿って、人生を通じて
教養を身につけていきたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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