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ikadoku

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国民はこうして騙される Fakeが「FACT」に化けるカラクリ

2021年02月02日
社会・国家・国際情勢 0

国民はこうして騙される Fakeが「FACT」に化けるカラクリ
満足度★★★ 
付箋数:23 
posted with ヨメレバ
 「私事だが20202年10月に筆者は
 菅義偉内閣の内閣官房参与に就任
 することになった。(中略)
 私が参与に就任することになって
 財務省は大騒ぎしているそうだが、
 菅総理はそんな官僚が反発する
 ような人間もいとわず任命する
 胆力のある人だ。筆者は菅氏が
 総務副大臣のころから仕事を
 サポートし、見てきたが、菅氏は、
 右から左まで、いろんな意見を
 聞いて決断し行動に移す
  “仕事のできる人” だ。」

かつて小泉内閣や第1次安倍内閣
ではブレーンとして活躍していた
髙橋洋一さん。

一時期、陰謀説もある窃盗事件で
完全に消え去った感もありましたが、
菅内閣で表舞台に帰ってきました。

ここで、髙橋さんは何をするのか?

 「私は政府の最終意思決定には
 かかわらないが、ファクトにもとづく
 アイディアを出していきたい。
 本書はその事前演習として、
 コロナ以降にはびこるフェイクの
 事態を暴き、既得権者たちが
 ひた隠すファクトを数多く紹介する。」

まず、新型コロナの経済的影響は、
実際のところどの程度なのか?

髙橋さんは、元々2020年のDGPの
落ち込みは25%程度と予想して
いて、実際にほぼその通りに
なりました。

これは、日本に限らず世界各国
とも似たような状況で、大恐慌以来
の国難になっています。

問題は、日本の景気後退が、
コロナ以前から始まっていたこと。

その原因は2019年10月から行われた
「消費税の増税」です。

政府は消費税増税による景気後退を
認めたくないから、そのことが
国民に悟られないよう、様々な
画策をしていたようです。

 「(消費税)10%への増税後、
 19年10~12月期GDPは年7.0%減
 だった。これだけでもかなりの
 経済ショックであるが、その上、
 20年2月下旬からは新型コロナ
 ウイルスによる内外の経済ショック
 があり、さらに急速に景気が
 落ち込んでいる。」

このような状況でまずやるべきは、
消費税の減税です。

髙橋さんは、消費税減税を含め、
具体的な額を挙げ、提言しています。

 「筆者の提言は “100兆円基金” 
 である。100兆円あれば、かなりの
 経済ショックに対応できる有効需要
 をつくれる。(中略)
 その中で、時限的な消費税減税、
 現金給付、納税・社会保険料の減免
 を行えばいい。5%への消費税減税
 なら、全品目軽減税率採用で
 有効需要15兆円。全国民へ20万円
 現金給付を政府小切手で行えば、
 有効需要20兆円。社会保険料の
 半年免除で、有効需要20兆円。
 こうした即効性のある対策を
 打ち出せばいい。」

ここで問題となってくるのが、
コロナ感染拡大防止と経済活動の
バランスです。

スウェーデンやブラジルの例を
見る限り、経済活動を優先すると、
悲惨な状況になることは明らかです。

髙橋さんも、まず優先すべきは
コロナ感染拡大防止であり、
それが済んでから経済活動の
順番で考えています。

本書は、霞が関の官僚の思惑を
暴きながら、いかに有効な対策を
行うべきかが、ファクトベースで
解説されています。

この本から何を活かすか?

周波数の割当として、多くの国が
採用している「電波オークション」。

先進国で採用していないのは、
日本だけのようです。

電波利権を握っているメディア
からすると、「電波オークション」
という言葉は、地上波では事実上
禁句になっているとか。

この既得権にメスを入れられるか
どうかは、菅総理の実行力に
かかっています。

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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