活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング

2021年01月27日
0

最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング
満足度★★★ 
付箋数:23 
posted with ヨメレバ
 「私は本書で、 “メンタルモンスター” 
 という概念を提唱したいと思って
 います。 “モンスター” と聞くと、
 一瞬驚かれるかもしれません。
 モンスターという言葉は、
  “モンスターペアレント” などの
 ように、悪い事象に対して使われる
 ことが多いですから。
 しかし、ここでは反対の意味で
 使います。ストレスに打ち勝つ
 モンスターを、脳内に育てようと
 いう意味であえて使っています。
 それは、まさしく最強のメンタルです。」

不確定要素が多く、先の見えない
時代を乗り越えていくために、
「メンタルモンスター」を目指そう
と茂木健一郎さんは言います。

メンタルモンスターになるためには、
「脳」を変える必要があります。

脳の中でも、特に強化すべきなのは
「前頭葉」という部位。

なぜなら、前頭葉は、予期せぬ事態に
直面したときに、最良と思える策を
選択し、意思決定する部位だから。

前頭葉は、脳の中でも発達が遅く、
25歳くらいになるまで完成しない
部位です。

年齢が若いと「キレやすい」のは、
前頭葉が未発達だから。

また、お年寄りが「キレやすく」
なるのは、脳の萎縮が進んだ結果、
前頭葉がうまく機能しなくなった
ことが原因のようです。

さて、本書はそんな前頭葉を強化し、
メンタルモンスターになるための
本です。

そのための4か条は以下の通りです。

其の一、前頭葉の強化
其の二、ネガティブ思考に負けない
    身体づくり
其の三、メンタル免疫力の強化
其の四、有事下のメンタルの
    メンテナンス法

本書では、この4か条に沿って、
最強メンタルを作る方法が
解説されています。

ただ、本書はノウハウ本の要素が
それほど強い本ではありません。

様々な旬の話題も取り入れた、
脳に関するエッセイのような
軽い雰囲気で読める本です。

表紙には茂木さんが走っている
写真が掲載されています。

私は、「茂木さんて、走るんだ」
と思いましたが、実は子どもの頃
からずっと走る習慣があるようです。

しかも、毎朝仕事前に10キロ。

 「ある研究データによると、
 定期的に走っている人はストレス
 レベルが低く、認知症の発症率も
 低いそうです。脳科学的にみても、
 記憶が整理されて頭がすっきりして、
 発想力が高まるなどいいことだらけ。
 私自身、健康面でのベネフィットを
 感じています。」

ランニングマシンの上を走るより、
屋外で太陽の光を浴びながら走る方が、
脳への効果が高いようです。

エンドルフィン、フェネチルアミン、
セロトニン、ドーパミンなどの
脳内物質を多く生み出します。

特にドーパミンは、ストレス耐性が
あるため、ストレスが多い環境にも
強くなれるそうです。

もちろん、メンタルの要素だけでなく、
走ることは新陳代謝を高める身体的な
メリットもあります。

走ることは、ネガティブな思考に
負けないメンタルモンスターになる
ための必須科目なのです。

本書は、コロナ禍での不安な状況
に打ち克つためには、参考になる
本だと思います。

この本から何を活かすか?

昨日の記事で『宇宙飛行士選抜試験
を紹介しましたが、宇宙飛行士
こそ、最強のメンタルが求められます。

茂木さんは、宇宙飛行士の訓練は
アルベール・カミュさんの随筆、
シーシュポスの神話』を思い
出させると言います。

脳は無意味なことに耐えられませんが、
一見無意味に思えることの中に、
意味を見出すことはできるようです。

それが宇宙飛行士のメンタルの
強さにつながっているのでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント0件

コメントはまだありません