活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

スマホ脳

2021年01月14日
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スマホ脳(新潮新書)
満足度★★★ 
付箋数:24 
posted with ヨメレバ
あなたは、スマホがない状態で
どれくらいの時間、耐えられますか?

私たちは、1日に2600回以上スマホを
触り、平均して10分に1度、スマホを
手に取る生活をしています。

起きている時だけでは足りず、
3人に1人は夜中に少なくとも1回は
スマホをチュックしている。

スマホは最新のドラッグであるかの
ように、私たちは片時もスマホを
手放すことができません。

 「今あなたが手にしている本は
 人間の脳はデジタル社会に適応して
 いないという内容だ。
 昨今のコロナ危機で、スマホが外界
 とのライフラインになった今、
 読むべき本なのだろうか。
 そんな今だからこそ読むべきだ、
 と私は思う。」

本書は、スマホが私たちの健康や
精神に与える影響を考える本です。

著者は、スウェーデンの精神科医、
アンデシュ・ハンセンさん。

前著、『一流の頭脳』が世界的な
ベストセラーになった方です。

私たちの脳は、「かもしれない」
が大好きです。

脳の報酬システムを激しく作動
させるのは、お金、食べ物、
セックス、承認、新しい経験の
いずれでもありません。

激しく駆り立てるのは、
それに対する「期待」です。

何かが起こるかもという期待以上に、
私たちの報酬中枢を駆り立てる
ものはありません。

スマホは、ギャンブルに嵌って、
「次は勝てるかも」と思うのと
同様の刺激を脳に与えます。

SNSなどでメッセージが届くと、
「大事かもしれない」と欲求を感じ、
ドーパミンが放出されます。

スマホは中毒になるだけでなく、
脳の機能に影響を与えています。

その1つが、「グーグル効果」とか
「デジタル健忘」と呼ばれるもの。

これは、別の場所に保存されて
いるからと、脳が自分では覚え
ようとしない現象。

脳が情報を思い出せなくなるだけ
でなく、記憶自体をしなくなって
しまうのです。

スマホなどの、デジタル社会から
受けるストレスを軽減する1つの
方法が「運動」すること。

少し体を動かすだけでも効果が
あります。

リラックスするよりも、運動した
方がストレスの軽減効果は高い。

 「中でもいちばんいいのは心拍数
 を上げる運動だ。
 とはいえ、マラソン大会に出ろと
 言っているわけではない。
 脳から見れば、ただ散歩するだけ
 でも驚くほど効果がある。
 とにかく大事なのは運動をすること。
 それで心拍数が上がればないよい。
 最大限にストレスレベルを下げ、
 集中力を高めたければ週に3回
 45分、できれば息が切れて汗も
 かくまで運動するといい」

もし体の不調を感じたら、スマホの
使い過ぎが原因かもしれません。

そうなる前に、1日中スマホが
気にならないよう、オフにするとか、
隣の部屋に置いておく時間も
作った方がいいでしょう。

そして、少し運動をする。

本書のスマホ関する警鐘は、
日本でもよく言われていることと
大きく違いませんが、よく整理され
わかりやすく説明されています。

この本から何を活かすか?

私たちの脳にある「扁桃体」。

扁桃体の機能の中で、重要なのが、
周囲の危険に目を配り、小さなこと
でも警報を鳴らすことです。

この作動は「火災報知器の原則」
と呼ばれているそうです。

それは、間違えて鳴らないよりは、
鳴り過ぎる方がいい。

特に扁桃体は、ヘビやクモ、高い所、
狭い空間で、敏感に反応するようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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