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ikadoku

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税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋

2020年12月08日
社会・国家・国際情勢 0

税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋 (光文社新書)
満足度★★★★ 
付箋数:26 
posted with ヨメレバ
 「日本は世界に先駆けて少子高齢化
 が進んでいる社会でありながら、
 地震・火山・台風などに毎年襲われる
 災害列島でもあります。こうした
 困難を抱えている社会では、
  “増税やむなし” なのでしょうか。

 言い切りますが、これはプロパガンダ
 です。そうした情報に流されて、
 あまり考えていない人でも
 (あるいは、あまり考えていない
 からこそ)税金は上がるものと
 信じています。消費税にしても、
 どうせ上がっていくものだと思って
 いるので、実際に増税されると
 あきらめてしまう人が多い。

 しかし、あきらめないでください。
 税金は下げられるのです。税金が
 本当に下がるかどうかは、理屈では
 なく政治力の問題です。」

税金が下がることは、誰にとっても
ありがたいことです。

しかし、税金を下げてしまうと、
社会保障費なのどのサービスが
悪くなってしまうのでは?

そう心配する人も多いでしょう。

しかし、これは発想が逆。

例えば、旦那さんが奥さんから、
「1億円のダイヤの指輪が欲しいわ」
と言われたとしましょう。

もちろん、どんなに愛していても、
言われるままにお金を出しません。

ちょっとでも、冷めていると、
次の一言で終わりです。

「俺の給料いくらだと思ってるんだ!」

実は、今、高い税金を払わなければ
ならないと思っている人は、1億円の
ダイヤを買うためにローンを組んで
購入しようとしているのと同じです。

政治家や官僚は、「これも必要」、
「あれも必要」と増税を主張します。

しかし、それは使う側の論理。

そんな無限に増える要求に従って
いると、税金は増えるばかりです。

ここで有権者はハッキリと主張
しなければなりません。

「俺の給料いくらだと思ってるんだ!
今、払っている税金は多すぎる。
減らせ! お前たち、節約しろ!」

本書は「税金と規制」について
わかりやすく解説した本です。

「誰が味方で、誰が敵なのか」
「何を変えるべきなのか」
「どうすれば変えられるのか」
をまとめています。

著者は、国際政治アナリストの
渡瀬裕哉さん。

渡瀬さんが本書で語る骨子は、
アメリカの保守派で全米税制改革
協議会議長のグローバー・ノーキスト
さんの主張に沿ったものです。

アメリカでは「利権をよこせ連合」
に立ち向かうために、実行力を持った
「税金を下げろ連合」が形成され、
実際に成功を収めています。

その方法論に普遍性があるため、
日本でも実行できると考えています。

「利権をよこせ連合」とは、
次のように政治家に陳情する人たち。

「これに関して、ちょっと規制を
作ってもらえると、ウチのビジネス、
助かるんですよ」

「こういう補助金を作って、
ウチの業界に流してもらえますか」

一方「税金を下げろ連合」とは、
次のように考える人たち。

「いらない規制を作るぐらいなら、
税金を下げて欲しい」

「新しいビジネスを起こしたいけど、
規制があってできないんだよなあ」

日本では「利権をよこせ連合」の利権
が強すぎて、「税金を下げろ連合」が
組織化されていません。

それが日本が成長していない原因です。

本書は、税金を下げ、規制をなくし、
それをどのように政治で実現するか
まで解説している、お勧め本です。

この本から何を活かすか?

トランプ大統領の最大の功績は何か?

日本ではあまり知られていませんが、
実は「二対一ルール」を作ったこと
と言われています。

これは「新しい規制を1つ作る場合は、
いらない規制を2つ廃止しろ」という
ルール。

日本にこそ必要なルールですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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