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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

伝え方は「順番」がすべて 分単位のコミュニケーションが心を動かす

2020年11月09日
マーケティング・営業 0

伝え方は「順番」がすべて 分単位のコミュニケーションが心を動かす (光文社新書)
満足度★★★ 
付箋数:21 
posted with ヨメレバ
あなたは、最近、恋人と付き合い
始めたばかりだとします。

その恋人とデートを重ね、最終的に
プロポーズをしようと考えています。

このとき、そのゴールに至るまでに
最も重要なことは何でしょうか?

2人が距離を縮めて行くために、
デートに行く場所も大切です。

しかし、それは大切ではあるものの、
決定打になることはありません。

 「大切なのは、ゴール(プロポーズ)
 に至るまでの提案の “順番” だ。
 相手との距離を常に測りながら、
 あらゆる文脈を読み、その都度最高
 と思われる具体的な施策を、
 順を追って提案していく。
 順番を間違えると人の心は離れる。
 順番を徹底的に考える。
 たとえばそれが1日のデートだった
 としても、順番は大事だ。
 レストランに行く前にバーには
 行かないし、バーに行った後、
 映画館には普通行かない。」

本書は、ネット時代のプロモーション
の極意を伝える本です。

著者は、「ゲームの宣伝屋」として、
「ペルソナ」や「真・女神転生」
シリーズなどのプロモーションを
手掛けてきた小沼竜太さん。

小沼さんは、次のような、
プロモーションは失敗すると
言います。

・最初にターゲットの設定から入る
 「新規・既存」「年齢」「性別」
 などの概念で最初にターゲットを
 設定してはいけない。

・具体的な施策から考え始める
 消費者と商品(モノ・サービス)
 について理解を深めず、最初に
 具体的施策から考え始めるのは危険。

・施策の順番より、組み合わせを重視
 これも致命傷になり、施策の順番
 を間違えると取り返しがつかない。

・トレンド、バズワードを追う
 マーケティング業界のバズワード
 を追いかけるのは自殺行為。

 新しいマーケティングノウハウを
 探しても、実施した時は周回遅れ
 になっている。

では、失敗しないためには、
どんなプロモーションを行えば
いいのでしょうか?

それが、小沼さんが提唱する
「in Minutes Operation」です。

これは複数の部署・機能を
分単位で連携するプロモーション。

異なるチーム、組織を分単位で
有機的に連携させて、情報公開の
瞬間に、最大の広がりを作ります。

具体例を見てみましょう。

○月●日
 17:59 WEBサイト公開
 18:00 TVCM放送
 同時刻 発表及びサイトオープン
    についてツイート
 同時刻 外部メディアにおいて
    一斉記事公開
 18:02 施策Bのオペレーション
    を開始する

この「in Minutes Operation」には、
次の3つのポイントがあります。

1. 組み合わせではなく順番が大事
 アクションの組み合わせが重要
 なのではなく、あくまで順番。

2. アクションによって態度変容
  (リアクション)が起こる
 消費者に対して情報を発信すると、
 多かれ少なかれリアクションが
 起こるが、これは不可逆的な現象。
 取り返しがつかない。

3. 綿密な行動設計と実施の徹底
 あらゆるアクションを1分単位で、
 実施の順番を含めて設計する。
 そして、それを正確に実施する。

本書では、ゲームのプロモーション
例が多く使われています。

ゲームに馴染みのない人にとっては、
ピンとこない所もあるかもしれません。

この本から何を活かすか?

ユーザー・コミュニケーションを
組み立てるための3ステップ。

1. コンテクスト分析から「地点A」
(スタート地点)を決める

2. 理想的な状態を定義して
 「地点B」(ゴール地点)を決める

3. 「地点A」から「地点B」に到達
 するシナリオを描く

このシナリオを実現させるための
アクションプランを作り実行します。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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