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東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話

2020年10月27日
仕事術・スキルアップ・キャリア 0

東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話
満足度★★★
付箋数:21 
posted with ヨメレバ
 「東大は人生の幸福を決して約束
 などしてくれない。むしろ逆に、
 東大に入ったある種の人間は、
 東大に入ったがゆえにつらい人生を
 送るはめになる。個人的な感覚では、
  “人生がつらくなってしまった人
 の方が多いのではないか?” と
 さえ思う。極端な話、東大に入って
 しまったがために若くして死ぬ
 ことすらある。僕たち東大に
 通っていた人間は、そのことを
 よく知っている。」

本書は、東大卒で不幸な人生を
送っている人たちにインタビュー
したノンフィクション。

「東大に入ったら、人生バラ色」と
思われているイメージを覆します。

著者は、東大卒でフリーランスの
書籍ライターをやっている池田渓さん。

池田さんは、東大生を3つのタイプ
に分けて紹介しています。

第1のタイプは、本当に地頭がいい
「天才型」。

世間が抱く「頭脳明晰な東大生」
というイメージと一致する人たち。

集中力と頭の回転が桁外れで、
なにをやっても圧倒的にスピードが
速い。

東大生全体の1割か、それ以下で、
それほど数がいるわけではない
ようです。

第2のタイプは、コツコツと物事を
成し遂げる「秀才型」。

世間が抱く「真面目」で「勉強熱心」
というイメージに合致する層です。

このタイプも並の人より、頭の回転
は十分速く、一般の人より努力を
してきたので、十分優秀です。

ただし、優秀な分、失敗を恐れ
正解がないことへの対応力が弱い
という弱点もあります。

東大生の6割程度で、このタイプが
大多数を占めます。

第3のタイプは、東大入試を主に
テクニックでクリアしてきた
「要領型」。

東大に受かることを逆算して、
暗記を中心に効率重視で勉強して
きたタイプで、池田さん自身も
ここに属すると自覚しています。

ビジネスの現場で「思っていたより
使えない」と酷評されることも
多いようです。

およそ東大生全体の3割を占めます。

結局、東大生と言えどピンキリで、
何と比較するかという話になります。

特に、「秀才型」や「要領型」の
人たちは、東大に入る前は周りと
比べると優秀だったはずです。

しかし、東大に入ってみると、
「天才型」の人と比べて、
自分が劣っていることを実感して、
コンプレックスを抱くようです。

私も東大に入った友人や、東大卒の
かつて一緒に仕事をした同僚から
感じていたことと、それほど違和感が
ない内容でした。

若い頃は、学歴しか実績がないので、
それが重視されますが、ある程度
経験を積むと、学歴の重要度は
下がっていきます。

そのことを知らずに、過去の栄光に
囚われていると、東大卒であっても
不幸になっていくのでしょう。

池田さんは、東大卒の人が幸せに
なるためのアドバイスを送っています。

それは、東大を出たことを忘れること。

 「東大に入るために犠牲にした
 ものが大きい人ほど、その見返りを
 求めるものだ。(中略)
 過去のことは忘れよう。今いる
 環境で前だけ見て努力する方が、
 未来で幸せを手に入れやすい。」

これは東大に限らず、過去に成功
した経験を持つ、すべての人
に言えるアドバイスだと思います。

この本から何を活かすか?

出身大学を尋ねられたときに
「一応、東大です」と答える
東大卒の人が多いようです。

こう答えるのは、自分が東大に
見合う人間だと思っていない
気持ちが表れているから。

東大卒というプレッシャーは、
端から見るより、本人にとっては
かなり大きいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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