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SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界

2020年10月22日
社会・国家・国際情勢 0

SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界
満足度★★★★ 
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ここ数年、「SDGs」という言葉を
よく耳にするようになりました。

SDGsとは、Sustainable Development
Goals(持続可能な開発目標)の略称。

国連が2030年までに達成することを
目指して定めた国際目標です。

2015年9月の国連サミットで
採択され、17のグローバル目標と
169の達成基準から成ります。

本書は、SDGsの本質を理解し、
これを経営に実装するための本です。

著者は、サステナビリティに特化した
コンサルティングファーム、
SDGパートナーズ代表の田瀬和夫さん。

外務省や国際連合事務局を経て、
企業のサステイナビリティ強化を
支援する会社を設立した方です。

まず、本書では4つのキーワードで
SDGsの世界観を伝えています。

キーワード1 「すべての人が」

格差のない世界で、障がい者や
LGBTQといった社会的少数者を含む
すべての人が取り残されない世界を
目指します。

キーワード2 「自分らしく」

自らの意思で多くの選択肢の中から
人生を選ぶことができる世界で、
より大きな自由を手に入れることが
できる世界です。

キーワード3 「よく生きる」

最近、聞くようになったWell-being
ですが、すべての人々が身体的、
精神的、社会的によく生きられる
世界のことです。

キーワード4 「世代を超えて」

持続可能な社会を次の世代に
引き継ぐことで、今の世代と
将来の世代の両方のニーズを満たした
世界を目指します。

この4つのキーワードを組合せると、
「世代を超えて、すべての人が、
自分らしく、よく生きられる社会」
ということになります。

では、今なぜビジネスにおいて、
SDGsが重要視されるのでしょうか?

田瀬さんは、本書で3つの理由を
挙げています。

1つ目は、SDGsがビジネスにとっても、
大きな機会を創出するから。

持続可能な社会を実現するためには、
さらなる技術革新が必要となるので、
それが企業にとってもチャンスに
なります。

2つ目は、SDGsによってリスクを
最小化できるから。

企業にとっては、自らが生み出す
負の社会的インパクトを最小化し、
自らに対するリスクも最小化します。

3つ目は、SDGsは経済活動の土台を
形成するから。

経済活動の土台として地球環境があり、
その上に社会が安定しているからこそ、
企業活動が成立します。

企業がSDGsに取り組むことは、
経済活動の土台を守ることになります。

本書は、SDGsの理念を説明し、
その考えを経営に組み込むための
具体的な戦略を示します。

SDGsに関する本は多く出ていますが、
一番内容が深い本のように思えました。

第1章 2030年のその先へ
  17の目標を超えて目指す世界
第2章 今なぜSDGsに取り組むべきなのか
第3章 SDGsを経営に実装するための
  思考法
第4章 ESGの潮流
第5章 SDGsの視点から考える気候変動
第6章 「ビジネスと人権」という新しい
  考え方と責任ある企業行動
第7章 SDGsの実現に向けた
  ダイバーシティ&インクルージョン

この本から何を活かすか?

SDGsを経営に実装する思考法の1つ
として、本書では「リンケージ思考」
が紹介されていました。

これは様々な目標が相互に関連し、
結びつく思考です。

そのためには、最初に複数の因子に
影響を与える「レバレッジ・ポイント」
を発見します。

次に、企業が自らの強みで動かせる
レバレッジ・ポイントを起点として
正の連鎖反応「SDGsドミノ」を
創り出すことを考えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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