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アフターバブル―近代資本主義は延命できるか posted with ヨメレバ

2020年10月20日
経済・行動経済学 0

アフターバブル―近代資本主義は延命できるか
満足度★★★ 
付箋数:25 
posted with ヨメレバ
2020年2月24日、米国株式市場は、
ブラックマンデーの再来かと思うほど
暴落しました。

大暴落の理由は、「コロナ危機」に
よるものと認識されています。

しかし、コロナ危機は引き金では
あったものの、原因ではありません。

では、本当の原因は何だったのか?

 「それは株式市場がバブルであった
 ことである。
 バブルだから、弾ければ暴落する。
 それだけだ。上がったら下がる、
 上がるときもあれば下がるときも
 ある、などとよく言われるが、
 それらの表現は間違いで、株価は
  “上がるから下がる” のである。
 上がってしまったからその後
 下がってしまうのである。
 上がったら下がるしかない。」

本書は、『ネット株の心理学』や
リフレはヤバい』などの著書で
知られる経済学者、小幡績さんに
よる未来予測です。

アフターコロナについてではなく、
「アフターバブル」を論じます。

ところで、最近まで「バブル」だった
という認識の方は、それほど多く
なかったと思います。

日本でバブルと言えば、1980年代中盤
から1990年代までをイメージするのが
一般的でしょう。

しかし、バブルはそれだけでは
ありません。

 「バブルとは、常にバブル・アフター
 バブルである。これこそがバブルの
 基本構造であり、バブルの本質である。
 バブルにおいては、バブルの次に
 バブルが来て、バブルが崩壊すると、
 それを救済するためにバブルが
 つくられる。そして、またバブルは
 崩壊し、そこから立ち直るためには
 再びバブルが必要となるのである。」

ちなみに、小幡さんのバブルの定義は、
「外部の力で膨らませたもの」。

経済成長は、バブルの拡大のことであり、
これまでその過程を何度も繰り返して
きました。

そうであれば、今後もバブルは循環
するので、問題ないのではないか?
と考えるかもしれません。

しかし、今回だけは、いつもと状況が
違うと小幡さんは指摘します。

 「現実に我々の社会が向かっている
 のは、バブルの最終局面である。
 バブルが崩壊したにもかかわらず、
 再度バブルをつくって、辻褄を
 合わせようとしている。また短期の
 バブル循環が始まっている。
 これはいつものことだが、いつも
 とは違う。なぜなら、このバブルが
 崩壊すると後がないからだ。
 だからバブルの最終局面なのである。
 なぜか。
 バブルをもう一度つくるための資源
 が今度こそ完全に枯渇するからだ。」

今起きているコロナショックは
近い将来、必ず収束します。

そして、金融、財施出動による
バブルになります。

それが最後のバブルであり、
日本は間違いなく「財政破綻」する
と小幡さんは予測しています。

果たして、日本に未来はないのか?
近代資本主義は生き残っていくのか?

本書は、独自の視点で今後の世界を
読み解く、ショッキングな預言書に
なっています。

第1章 バブル・アフターバブルの30年
第2章 コロナショックは史上最大級
   の危機か
第3章 すべての価格はバブルである
第4章 日銀が行うべきは
   「新次元の金融政策」
第5章 「安心」神話が財政を破綻させる
第6章 「アフターコロナ」の資本主義

この本から何を活かすか?

今までの経済成長が望めなくなった
社会は何を目指すべきなのか?

小幡さんの結論は、「自給自足」。

ぜいたく品などを削ぎ落とし、
自給自足に少しだけプラスアルファ
がある生活。

 「健康であり、それに少しの楽しみ
 がある、ささやかな幸せこそが、
 すばらしい人生と社会ではないの
 だろうか。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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