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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方

2020年08月25日
マネー一般 0

コロナショック&Xデーを生き抜くお金の守り方 (PHPビジネス新書)
満足度★★★ 
付箋数:23 
posted with ヨメレバ
 「(中学時代のクラスメートから電話
 があったことに対し)専門がまったく
 違うせいか、私が長年ハイパーインフレ
 について警告を発し続け、世間から
  “ハイパーフジマキ” と揶揄されて
 いることを知らずに、連絡してきた
 ようです。」

 「(ハイパーインフレになることを
 主張し続け)しかし今のところ
 ハイパーインフレにならないため、
 今や私はオオカミ少年ならぬ
  “オオカミおじいさん” と呼ばれて
 いるくらいです。」

このように「ハイパーフジマキ」とか
「オオカミおじいさん」と世間から
呼ばれ、誰もがその言葉を信じなく
なってしまった、藤巻健史さん。

しかし、今回のコロナショックで、
その言葉が現実になる可能性が
出てきているかもしれません。

コロナ対策で記憶に新しいのは、
「国民1人当り10万円配布」です。

これがどれくらい日本の財政に
影響があるのかを見てみましょう。

1人10万円配布をするための予算は
12.8兆円でした。

これは2020年の法人税収の予想額と
ほぼ同額なので、この1人10万円配布
だけで、法人税収を使い切って
しまいます。

なお、法人税収の予想額はコロナ禍
前に財務省が試算したものなので、
実際の税収は大きく減少するものと
予想されます。

過去の実績に照らし合わせてみると、
東日本大震災の際には、復旧・復興費
として18兆円が計上され、14兆円の
復興債が発行されました。

このうち約11兆円が復興特別税となり、
25年間の個人所得税を2.1%増税する
ことで、復興債の償還に充てています。

今回の1人10万円配布だけで、
復興特別税以上の額を使っているので、
償還するにはそれに匹敵する増税が
必要となってきます。

しかも、収束の見えてこないコロナ禍。

1人10万円配布も1回で終わるとは
限りませんし、Go Toキャンペーンで、
1.7兆円を使う予定となっています。

また、今後は航空会社への資本注入も、
検討されていますから、さらなる補正
予算を組む必要が出てきます。

 「もはや、日本の未来を楽観視する
 ことはできません。大増税やハイパー
 インフレといった負担が自分の肩に
 のしかかってくると考え、国に頼らず、
 自分の身を守るための行動を今すぐ
 始めなくてはなりません。
 後で泣きたくなければ、きちんと現実
 を直視し、最悪の事態に対応できる
 よう、準備をするしかないのです。」

本書は、藤巻さんが2015年に刊行した
『国も企業も個人も今はドルを買え! 』
をベースに大幅な加筆・訂正を加えて
書き直した本です。

まずは、自分の資産を守り抜き、
その一方で、「世界で働ける」自分を
作るためのアドバイスが書かれています。

自分の資産を守る方法としては、
ドル建てMMFをメインとして、
脇役として、米国株、債券ベアファンド、
暗号資産などが挙げてれています。

逆に買ってはいけない資産は、日本株、
ユーロ、米長期国債、個人向け国債など。

不動産に関しては、手元に現金の余裕が
ある人で、5年以上は寝て暮らせる
レベルの人だけに推奨されています。

基本的に藤巻さんの主張はいつ同じ
なので、ここ10年以内の過去の著作を
読んだ方にとっては、立ち読みでさっと
目を通すだけで十分かもしれません。

この本から何を活かすか?

本書には、フジマキ流「英語」攻略法
が紹介されていました。

 ・テクニカルタームを覚える
 ・ヒアリングはニュースで鍛える
 ・相手に価値のあることを話す

この中で一番重要なのが、3つ目。

相手に本当に価値のある内容を
自信を持って話すことが、英語で
コミュニケーションをとるときの
極意です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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