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ikadoku

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Spotify――新しいコンテンツ王国の誕生

2020年08月18日
ビジネス一般・ストーリー 0

Spotify――新しいコンテンツ王国の誕生

満足度★★★★
付箋数:25

 「スポティファイはたった10年で、
 レコード会社を違法コピーの嵐から
 救い出し、音楽業界の未来地図を描き、
 あの世界最大のアップル社に
 事業モデルの変更を迫る存在となった。
 iTunesは、楽曲をCDでセット販売と
 いう常識を覆し、バラ売りできる
 ようにしたが、スポティファイは
 ストリーミングを広めることでさらに
 一歩先を行き、ユーザーの好みを
 予測する技術を確立した。
 スウェーデンの小企業が、ポップ
 カルチャーにこれほどまで大きな影響
 を与えたのは前代未聞である。」

かつて音楽を聞くことに関しては、
ダウンロードして再生するスタイルが
主流でした。

しかし、今ではストリーミングで
再生するスタイルが主流となりました。

これはサブスクリプション方式が、
台頭して標準的なサービスになった
背景もあります。

この変化によって音楽業界の覇者は、
Apple Musicからスポティファイに
変わりました。

世界最大の音楽配信サービス会社、
スポティファイ。

2019年時点でユーザーは79カ国、
2億3000万人以上に達しています。

設立されたのは、2006年。

スウェーデンのストックフォルムの
南、ローグスペードで誕生しました。

現在は、ヨーロッパ最大のIT企業
へと成長しています。

この会社を創業したのは、現在も
CEOを務める、ダニエル・エクさん。

この人がどのような人物なのか、
あまり知られていないと思います。

本書は、スポティファイが誕生して
から、ニューヨーク証券取引所に
上場を果たすまでのノンフィクション。

果たして、ダニエル・エクさんとは、
どんな人物なのでしょうか。

また、共同創業者のマルティン・
ロレンツォンさんはどのような関係を
築き、会社を成長させたのでしょうか。

内情がベールに包まれている
スポティファイの失敗と成長の歴史を
400ページ超で克明に描きます。

著者は、日刊経済紙「ダーゲンス・
インダストリ」で現役の記者として
活躍するお二人。

スベン・カールソンさんと、
ヨーナス・レイヨンフーフブッドさん
です。

お二人は、本書の執筆のために
ダニエル・エクさんにインタビューは
していません。

しかし、経済紙の記事を書く際に、
何度かダニエル・エクさんに直接
話を聞いているようです。

本書はダニエル・エクさん公認の
本ではありません。

しかし、本人や関係者約70名に
インタビューを行って執筆された、
貴重な資料です。

 「本書は、スウェーデンのひとりの
 若者が、誰も想像しなかった
 世界最大の音楽ストリーミング
 サービスを構築した感動の
 ノンフィクションである。
 確固たる信念、類まれな意思、
 壮大な夢を持つひとりの人間が、
 世界最大のIT企業に挑んだ
 波乱万丈のストーリーである。」

スポティファイは、創業から1年半で、
ヨーロッパでは800万人のユーザー
を超えるサービスへ急成長しました。

しかし、アメリカへの進出は、
かなり苦戦していました。

目の前に立ちはだかっていたのは、
アップルのスティーブ・ジョブズ
さんです。

エクさんは、マーク・ザッカーバーグ
さんと個人的な友人関係を築きながら、
アメリカ進出を狙っていました・・・。

ヨーロッパのスタートアップ企業
の本を読む機会は少なかったので、
興味深く読むことができました。

この本から何を活かすか?

これまで私は、スポティファイを
使っていませんでした。

いつものことですが、このような
本を読むと急に親近感を持って、
使ってみたくなります。

さっそく、アプリをダウンロードして
登録しました。

好みのプレイリストを探してみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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