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ikadoku

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格差は子ども社会において現れる! ああ格差社会

2020年08月07日
社会・国家・国際情勢 0

格差は子ども社会において現れる! ああ格差社会
満足度★★★ 
付箋数:23 
posted with ヨメレバ
サンライズパブリッシングさんより、
献本頂きました。ありがとうございます。

日本はかつて、「1億総中流」などと
言われ、格差が比較的少ない社会でした。

しかし、今では、その中流層が崩壊し、
持てる者と持たざる者に分かれる、
歴然とした「格差社会」になっています。

格差とは、お金持ちと貧乏人がいる
という話なので、大人はそんな事実が
あるとわかっていても、口に出しません。

しかし、子どもはそんな忖度はせず、
思ったことを口にします。

本書は、そんな子どもの言動から、
格差社会の実態をあぶり出す本です。

著者は、都心に営む富裕層の佐藤秀さん。

千葉県の田舎に生まれ、大学から東京に
出てきて、資格を取り士業で成功し、
ジャパニーズドリームを体現した方。

その過程で、田舎→都市部→都心
を辿り、格差があることをまざまざと
経験したそうです。

 「ある1つの事象について、故郷の
 田舎の親類たちと、かつて住んだ
 都市部の仲間達と、そして現在の
 家族や友人の会話に出たことを
 まとめたものである。
 誇張された表現はあるものの、
 誇張された事実はなく、脚色もない。
 いずれにしても、 “格差社会” と
 いうものはどういうものなのか、
 そして一体それをどうとらえ、
 どう対処すればよいのか、
 ということを考える契機にして
 いただければと思う。」

では、本書から子どもが屈託なく
口にした、格差社会の現実を
いくつか見てみましょう。

<ディズニーランド>
■地方の子
 一生の思い出になる夢の国
■都市部の子
 お祝いのときや、ちょっとした
 贅沢したいときに行く場所
■都心の子
 無料で行ける便利で楽しいところ

都心の子どもは、ディズニーランドに
喜ぶ子を見て、不思議がるようです。

ディズニーランドは、年間パスポートで
いつでも出入りできるお馴染みの場所
だからです。

<飛行機>
■地方の子
 そもそも飛行機に乗ったことがない
■都市部の子
 「飛行機はいいけど、座席がきつい
 よね」と、外国に行くのはいいが、
 飛行機が苦痛だと思っている
 贅沢したいときに行く場所
■都心の子
 どの航空会社のビジネスクラスが
 良いのか、評価しあっている

都心の子にとっては、この世の中に、
飛行機に乗ったことがない子がいるのが、
驚きのようです。

ちなみに、格差社会の定義は、
次の通りです。

 「その家族のディナー1食分が、
 ある人の1ヶ月分の給与と同額となる」

つまり、ある富裕層の家族が、
1回のディナーで支払う金額が、
別の人の1ヶ月分の給与に相当する
ことが起こりうる社会。

そんなことは、今の日本では
当たり前のように起こっています。

そのような環境の違いの中で育った
子ども達は、全く異なる価値観を
持つようになります。

その価値観の違いが、さらなる格差の
拡大を招いている。

本書の、何気ない子どもの言動は、
これまで、格差があることを見ない
ふりをしてきた大人達に、容赦ない
現実を突きつけます。

私自身は、「地方の子」として育ち、
そのまま大人になったので、
非常に興味深く読むことができました。

この本から何を活かすか?

本書から、もう1つだけ紹介します。

<地元の八百屋のイメージ>
■地方の子
 近所のおじさん、身近な人
■都市部の子
 富裕層には見えない、庶民の代表格
■都心の子
 とてつもない金持ち

薄利多売に向かない都心で、
八百屋という商売を続けていることは、
その裏で農産物に関する何らかの
ビジネスで成功している証拠のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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