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ikadoku

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リーダーの戦い方 最強の経営者は「自分解」で勝負する

2020年07月29日
リーダーシップ 0

リーダーの戦い方 最強の経営者は「自分解」で勝負する (日本経済新聞出版)
満足度★★★★ 
付箋数:26 
posted with ヨメレバ
リーダーシップには様々なスタイルが
あります。

その中で、どのリーダーシップの
スタイルが「正解」なのでしょうか?

実は、リーダーシップには、これが
答えだという、唯一の絶対的な答えは
ありません。

リーダーシップには正解はないのです。

なぜなら、事業の発展段階や組織が
置かれている状況、直面している
課題によって、必要とされる
リーダーシップは異なるからです。

変革できる、人の話をよく聞く、
先が読める、先頭に立って模範を示す、
ビックピクチャーが描ける、人望がある、
実行力がある、人の痛みがわかる、
リスクを回避できる・・・・

リーダーには様々な要件が求められます。

しかし、すべての要件を満たせる
万能のリーダーもいません。

そして、自分が得意なリーダーシップと、
組織が必要とするリーダーシップには
必ずズレがあるものす。

このズレを本書では「リーダーシップの
ジレンマ」と呼びます。

リーダーは、今、組織でどのような
リーダーシップが必要とされているかを
把握した上で、どう戦うかを考える
必要があるのです。

本書はリーダーシップのジレンマを
乗り越え、リーダーシップの「自分解」
を見つけるための本です。

著者は、早稲田大学ビジネススクール
教授の内田和成さんです。

ボストン・コンサルティング・グループ
の日本代表だった方ですね。

本書では、まず自分の得意な
リーダーシップのスタイルを知ることを
勧めています。

そために、次の4つのリーダーシップの
型を提示しています。

1.左脳-戦略型・・・軍師型
 ゴールを示して、人を動かす
 三木谷浩史さん、古森重隆さん

2.右脳-戦略型・・・ビジョナリー
 未来を語り、人を巻き込む
 孫正義さん、スティーブ・ジョブズさん

3.左脳-実行型・・・堅実派
 人を動かす仕組みをつくる
 高原豪久さん、鈴木敏文さん

4.右脳-実行型・・・率先垂範型
 自ら最前線に立ち、牽引する
 本田宗一郎さん、新浪剛史さん

まずはこの4つの型を参考にして、
自分が最も得意とするスタイルに
フォーカスします。

その上で、リーダーシップのジレンマ
を乗り越えるために、足りない部分を
補っていきます。

その際、自分の戦い方広げることは
もちろんですが、自分にない部分を
補ってくれる「パートナー」を
見つけることも重要となります。

優れたリーダーには、必ず良き
パートナーが存在ます。

では、今の時代にリーダーに求められる
条件は何なのか?

今は、次に何が起こるかわからない、
答えのない時代です。

この時代に必要なリーダーの条件を
内田さんは3つ挙げています。

1つ目は、何が起こるかわからなくても、
わからないなりに先を読む「先見性」。

これがないと、一歩間違っただけで、
死につながる可能性があるからです。

2つ目は、思い切った意思決定をする
「決断力」。

先を見通せても、それを決断に結び
つけられなければ、見通せなかった
のと同じ結果になります。

3つ目は、やり切る「実行力」です。

先見性があって、決断できたとしても、
それを実行に落とし込まなければ、
何の意味もありません。

今の時代のリーダーは「自分解」を
見出しつつも、これら3つの力を磨く
必要があるのです。

本書は、説明がわかりやすいだけでなく、
非常に納得感のある本でした。

この本から何を活かすか?

内田さんは、リーダーには「人間力」
も必要だと説明しています。

 人間力=チャーム+徳

チャームとは、人を惹きつける魅力。

人によって大小あるものの、
どんな人にも必ずチャームはあります。

また、チャームの代わりにはならない
ものの、徳を積むと人間力は向上します。

正しい行いや尊敬できる行動を、
日々積み重ねることも、リーダーとして
信頼性を高める重要な要素です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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