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ikadoku

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好きなものを「推す」だけ。共感される文章術

2020年07月17日
文章術 0

好きなものを「推す」だけ。共感される文章術
満足度★★★ 
付箋数:24 
posted with ヨメレバ
あなたは、本当は誰かと共有したい
けど、周りの人には話せないことが
ありませんか?

本当は、この感動を伝えたい。
でも、それを話すと引かれてしまう。

そのため、表に出すのを躊躇している
ことが誰しもあるものです。

あなたの、その気持はインターネット
を通じて発信してください。

実は、その発信がこれからの時代を
生き抜くサバイバルスキルとなる。

そのスキルが、「推し」。

推しとは、ネット上のスラングで、
「特定の人物を推薦する」を意味する
「推す」から派生した言葉です。

アイドルファンの間で使われていた
「推しメンバー」から広がって、
SNS全体で一般的に使われるように
なりました。

なぜ、今「推し」が重要となるのか?

 「現代社会でテレビよりも人が
 利用するメディアであるインターネット
 において、 “推し” は、積極的に
 自分の好きなものを主張し、支援し、
 拡散する最もポジティブな文法
 だからです。」

インターネットには良い面と悪い面の
両面がある中で、「推し」が良い面を
更に伸ばすことができます。

企業のマーケティング面から見ても、
宣伝するよりも、ユーザーに推して
もらう方が、宣伝効果が高くなります。

推しは、好きなモノ、コト、ヒトに
ついて、「どこがどう素晴らしいのか」
を上手く言葉化するスキル。

このスキルは、ネット上だけでなく、
営業、プレゼン、面接、人間関係など
あらゆる面で使えます。

本書は、「推し」の言語化スキルを
伝える本です。

著者は、ブログ「ゲーマー日日新聞」
を立ち上げ、2500万PVを獲得する
トップブロガーのJiniさん。

推しは、その人の重要な価値観に
触れるもの。

その本質は、ほかの人に共感され、
相手を動かすことにあります。

そのため、推しの行動は、4つの
プロセス分かれています。

 発見 → 感動 → 発信 → 共鳴

このプロセスを経て、あなたの推しは、
広がっていきます。

そのとき必要なのは、「情熱」と
「理解」の両輪です。

ただ熱いだけでは、伝わらない。
ただ詳しいだけでも、伝わらない。

「情熱」と「理解」の2つが揃って、
はじめて推しは、共感を呼ぶことが
できます。

本書では、18個の推しの文章術が
解説されています。

ここでは、推し文のテクニックを
1つだけ紹介しましょう。

 「 “尊い!” だけじゃ伝わらない。
 尊いからこそ遠回しに推す。
 その推しは何に似ている?
  “比喩推し” 」

<推しの手順>
 1. 「尊い」「ヤバい」「最高」など、
  つい常用している一般的な言葉を
  見つけます。
 2. 見つけたら、それを置き換えます。
  情景が浮かぶ表現を目指すと
  いいでしょう。
 3. 日本語はレトリックや隠喩の
  宝庫です。ことわざなども参考に
  なります。

本書は、「推しのテクニック」を
推している本でもあります。

そのため、本文内にも「比喩推し」
のテクニックがふんだんに使われて
いました。

この本から何を活かすか?

日経トレンディと日経クロストレンド
が発表する「ヒット商品ベスト30」。

2019年1位に選ばれたのが、作業着の
ブランド「ワークマン」でした。

実は、このワークマンの大ヒットも
「推し」によるものだったようです。

元々は耐久性があって、オシャレで
安い服を求めていた若いバイカーが、
ネットの口コミで広げました。

企業が仕組んだマーケティングでは
ありません。

ユーザー側の「これは素晴らしい」
という推しが、共感を呼んだ結果です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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