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図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

2020年06月25日
人生論・生き方・人物・哲学 0

図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

満足度★★★★
付箋数:25

フォレスト出版の三上さんから、
献本頂きました。ありがとうございます。

 「今の時代にもう一度渋沢栄一に
 光が当たって、新しい1万円札を
 見るたびに “これから先、みんなが
 益するような社会にしていきたい” 
 と願えば、日本はまだまだ明るい
 方向に発展していくことが期待
 できます。
 本書はその思いを込めて、名著
 『論語と算盤』とその著者である
 渋沢栄一について、図やイラストを
 多用し、より胸にストンと落ちやすい
 ように工夫しました。」

2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』は、
渋沢栄一さんを主人公とした物語です。

また、2024年、新紙幣が発行され、
1万円の肖像が福沢諭吉さんから、
渋沢栄一さんに変わります。

なぜ、今、渋沢栄一さんが注目されて
いるのでしょうか?

渋沢さんは、江戸時代末期に生まれ、
昭和まで、91年の人生を送りました。

最初は幕臣として渡仏し、帰国後は
時代が明治に変わり、新政府でも
さまざまな改革に従事しました。

大蔵官僚として数々の功績を残し、
その後、民間に身を転じます。

実業人となってからは、日本初の
銀行を創設したことを皮切りに、
生涯で500近い企業を興します。

日本の経済発展に尽力し、
「日本資本主義の父」と称されます。

みずほ銀行、三井銀行、東京海上日動、
日本郵船、JR、東洋紡績、新日本製鐵、
川崎重工業、IHI、サッポロビール、
理化学研究所、東京ガス、清水建設、
東京証券取引所、商工会議所・・・

挙げれば切がありませんが、
これらは渋沢さんが関わった会社や
団体の一部です。

数々の有力な企業を興し、
その運営に携わった渋沢さんですが、
なぜ渋沢財閥を作らなかったのか?

それは、皆が参加して国民全体に
利益が行き渡るようにしなければ、
国の繁栄はないと考えたから。

『論語』の精神に基づいた考えです。

渋沢さんは、「論語で一生を貫いて
みせる」とまで言いました。

渋沢さんは、経済発展させていく中で、
道を外さないために、論語の教えを
その中心に置いたのです。

 「私は『論語』を現代語訳し、
 関連書もたくさん出していますが、
 栄一ほど、経済活動に『論語』を
 活用した人は知りません。
 『論語』の祖国、中国にもいません。
 資本主義を、その対極にある『論語』
 に基づき、自分の身をかけて実践
 しました。」

本書は、齋藤孝さんが3つの角度から
渋沢栄一さんを解説した本です。

1つ目は、自身の信じた道を貫いた
渋沢さんの生涯を辿ります。

2つ目は、本格的に『論語と算盤』の
内容をかみ砕き、解説します。

3つ目は、渋沢さんが関わったり、
影響を受けた歴史上の偉人たちを
通して、渋沢さんの考えを確認します。

 「バブル経済とその後の崩壊、
 平成という30年を経て、富める者と
 貧しき者の格差が拡大しました。
 栄一がこの時代に生きていれば、
 きっと経済界のリーダーとして
 政府に独占を禁止する法案を通す
 こと、税制を改革することを直言し、
 みんなが利益をシェアできる社会に
 向けて動いたのではないでしょうか。」

これが令和の時代になって、改めて
渋沢さんの考えに注目する理由です。

本書では、現代社会に当てはめて、
豊富な図解と共に、渋沢さんの精神を
わかりやくす解説しています。

この本から何を活かすか?

渋沢さんの考える「常識」とは、
「知・情・意」のバランスがとれた
状態です。

なんらかの問題がある人は、
この「知・情・意」のどれかが、
不足しているということ。

本書ではこの3つの言葉に該当する
体の場所に手を当てて、チェック
することを勧めています。

知=おでこ、情=胸、意=へその下

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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