活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

お金の減らし方

2020年06月17日
マネー一般 0

お金の減らし方 (SB新書)

満足度★★★★
付箋数:25

新型コロナで給付された10万円を
「何に使おうか?」と考えたあなた。

あるいは、給付金10万円を
「生活費に当てなければならない」
と考えたあなた。

ひょっとすると、そのお金の使い方は
間違っているかもしれません。

まだ、10万円を使い切っていないなら、
本書を買いましょう。

お金に対する考え方が変わります。

本書は、あまりにも環境が違って
まったく参考にならないけれど、
考え方は参考にした方がいい本。

環境がまったく違うのは、
森博嗣さんが作家として成功して、
印税20億円以上を手にしている点です。

しかし、森さんのお金の使い方の
方針は、収入がいくらであろうと
真似することはできます。

 「欲しいものは何でも買えば良い、
 でも必要なものはできるだけ我慢する」

森さんは、作家として成功する以前
から、「収入の2割は遊ぶために使う」
と決めていました。

森さんは奥さんがいるので、実際は
森さん1割、奥さん1割で、合わせて
2割が、欲しい物に使える範囲です。

それは貧乏だったときも、リッチに
なったときも変わらない方針。

森さんが、作家としてデビューし、
2年目でポルシェ911を買ったのも、
収入の1割の予算内だったから。

森さんが読者に問いかけるのは、
「あなたは、他人のためにお金を
使っていませんか?」ということ。

 「僕は一般の大勢の方とは異なる
 金銭感覚を持っているらしい。
 自分では、全然問題でもなんでも
 ない。僕は、自分が使いたいものや、
 欲しいものを買うために、お金を
 使っている。
 そんなことは、誰でもそうだろう、
 と皆さんはおっしゃることだろう。
 しかし、僕から見ると、大勢の方は、
 自分のためにお金を使っていない。
 誰か人に見せるために使っている
 のである。そこが決定的に異なって
 いるように感じる。」

大切なのは、他人に見せるために
お金は使うものではないこと。

自分の欲しいものを見極めて、
そのためにお金を使います。

そうは言っても、必要な出費がある
から、欲しいものにお金を使えない
と思う人もいるでしょう。

しかし、それは大きな誤解です。

「必要だからしかたがない」
という罠に陥っています。

例えば高い家賃や子どもの教育費も、
必要でしかたないものではなく、
森さんからすると単なる贅沢です。

 「順番が逆なのだ。お金を稼ぐ
 のは、自分がやりたいことをする
 ためである。(中略)
 まずは、自分のしたいことに
 お金を使うのが道理だろう。
 僕と奥様の最初の約束でも、
 収入の1割(合計2割)を使おう、
 と決めた。残り8割で生活していく、
 と決めた。そういったデザインを
 する必要が、まずあるだろう。」

本書のメッセージは、世間からどう
見られるかなんて一切気にせず、
本当に自分が欲しいものを見極め
ようということ。

もし、本当に自分が欲しいものが
わからなければどうしたらいいのか?

森さんは、1ヶ月ぐらいスマホの
電源を切っておくことを推奨して
います。

孤独を感じる時間を、大事にすると、
欲しいものがわかるようです。

この本から何を活かすか?

 「さて、本書の執筆依頼は、
  “お金の増やし方” について書いて
 ほしい、というものだった。(中略)
 森博嗣は、天下御免の天邪鬼で
 あるから、当然こう(真逆に)なる
 ことは予想できたはずだ。
 読者の一部も、長いつき合いの間に
 慣れきって、自然に想像されたこと
 と思う。」

「金の減らし方」というタイトル。

私も、「やっぱりそうか」と思った
1人でした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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