活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

空気を読む脳

2020年04月08日
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空気を読む脳 (講談社+α新書)

満足度★★★
付箋数:23

あなたは、メールを出した相手から、
返事が来るのが遅いとイライラする
方でしょうか?

また、LINEに既読がついているのに、
何の音沙汰もないと不安になることは
ありませんか?

こういった状況でイライラしたり、
不安になったりするのには、
「性差」があるようです。

あえてわかりやすく表現すると、
「すぐに返信しない男」と「既読
スルーを我慢できない女」となります。

つまり、男性よりも女性の方が、
「不安になりやすい」ということ。

実は、男女で脳内で合成される
物質の量に差があることが、
原因の1つになっています。

その物質とは、「セロトニン」。
セロトニンは安心感の源になる物質です。

ある実験では、脳内におけるセロトニン
合成能力は、男性の方が女性よりも
52%ほど高いことがわかっています。

セロトニンが少ないと、不安感が強く
なるため、より現実主義的になります。

先々のリスクを正確に見積もり、
その結果、できることを先延ばしに
しない傾向があるようです。

女性は、「私が返信を待っている
ことくらいわかっているはずなのに、
どうして彼は返信をくれないのだろう。
もしかして、私への関心がなくなった
のだろうか?」と疑心暗鬼になりがち。

一方、男性は、大した意図もなく、
パートナーへの関心が失われたわけ
でもなく、ただ書くことがないから
メッセージを送らないことが多い。

逆に、まめまめしくメッセージを
送ってくる男性は、ほかの女性にも
まめまめしくメッセージを送って、
浮気のチャンスを狙っていたりする
ことも多いとか。

あるいは、嫉妬心からパートナーの
行動を縛るようになり、関係が悪化
すると、ストーカー化してしまう
リスクもあるようです。

では、すぐに返事のない彼に対して
女性はどうすべきなのか?

これも男女の脳の違いを利用すると
いいようです。

男性は、女性より多くのドーパミンを
必要とする脳を持っています。

これは快の刺激に対して中毒に
なりやすいことを意味しています。

  「まず、タスクをこなせば承認欲求
  を満たすことができるよ、という
  期待感を持たせ、自己効力感
  (自分を取り巻く環境に対して
  何らかの働きかけをすることができる
  という自信)が高まるような
  ステートメントを多用することで、
  男性はモチベーションを上げていく
  ことができるでしょう。」

本書は、こういった脳にまつわる、
気軽に読めるエッセイ的な本。

役に立つかどうかはさておき、
「へー、そうなんだ」という興味深い
雑学を仕入れることができます。

著者は、テレビ番組のコメンテーター
としても活躍する脳科学者の
中野信子さんです。

 ・不倫バッシングはなぜやまない?
 ・ビキニとバストに関する調査結果
 ・結婚できない=規格外の女
 ・同性愛は生得的か後天的か
 ・脳科学で見た「いい男」の選び方
 ・「褒めて育てる」は正しいか?
 ・真面目さが日本人の長寿の秘密?

多くの読者の関心を引くトピックが
満載されています。

脳科学を中心とした科学的エビデンス
がある話を選んで紹介していますが、
まったく難しくないので、サラサラと
気軽に読める本です。

この本から何を活かすか?

女性は男性より容姿で得をすることが
多いと思われがちですが、実際はそうとは
言えないようです。

男性が性的魅力があると、力強く、
遂行能力が高く、決断力があると
みなされ、仕事にはプラスで働きます。

これに対し女性が性的魅力があると、
意欲や決断力に欠け、セクシー過ぎると
偏見を持たれ、仕事にはマイナスに
働くことが多いようです。

複数の研究で、「美人は平均的な女性
より損をしている」という報告もある
そうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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