活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

中学受験の超カリスマが5000組の家庭を見てわかった 子どもの学力を伸ばす親、ダメにする親

2020年03月18日
勉強法 0

中学受験の超カリスマが5000組の家庭を見てわかった 子どもの学力を伸ばす親、ダメにする親

満足度★★★
付箋数:21

著者の西村則康さんより献本頂きました。
ありがとうございます。

「全国学力・学習状況調査」は、文部科学省
が、全国の小学6年生と中学3年生を対象に
毎年行っている調査です。

この調査と同時に実施された保護者
向けのアンケート結果が、2018年の夏に
発表されました。

このアンケートは、無作為に抽出された
全国の保護者6万人が対象でした。

調査項目は、全部で24項目。

子どもの普段の様子、教育のために
支出している金額、保護者の職業や収入、
帰宅時間や最終学歴などが調べられました。

その調査結果は、日本の教育界に大きな
衝撃を与えるものでした。

・お父さんが単身赴任している子どもの
 学力はそうでない子どもより高い。

・お父さんの帰宅時間が22時以降という
 家庭の子どもの学力がもっとも高い。

・お母さんの学歴が高いと子どもの
 学力が高い。

つまり、父親は不在であるほど子どもの
学力は高く、子どもの学力への影響は、
父親より母親の方が高いということ。

あくまでアンケートなので、家庭環境と
子どもの学力の「相関関係」の一部が
現れただけで、「因果関係」がある
わけではありません。

しかし、イクメンという言葉が生まれた
ように、父親も積極的に子育てに関わる
のが良しとされていることからすると、
かなり意外な結果でした。

難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ
家庭教師として、40年以上活躍する
本書の著者、西村さんは、この結果に
「一理ある」とうなずいたそうです。

  「(40年間指導する中で)子どもの事
  を思いながらもダメにしてしまう
  親御さんを、これまでさんざん見てきた
  からです。
  たしかにお父さんが人一倍教育熱心な
  ご家庭のお子さんは、逆に成績が
  振るわない傾向がありました。
  そればかりか、プレッシャーに
  耐えきれず学校からドロップアウト、
  家庭内暴力にまで走ってしまった
  お子さんも、この目で何人も見て
  きました。」

では、お父さんは子どもとどのように
接すれば、成績が上がるのでしょうか?

それは、「よく遊んでくれるお父さん」
になること。

特に、小学生のお父さんは、
子どもの「最高の遊び相手」でいる
ことを西村さんは推奨しています。

遊びを通じて、さまざまなことを
「教育」することがお父さんの役割。

決して、わが子に勉強させる事では
ありません。

小学校の算数で連立方程式を教えたり、
成績構上をPDCAサイクルを回すように
指導してはいけないのです。

お父さんは、子どもと一緒に遊ぶ中で、
学ぶ楽しさを伝えていくことが大切。

子どもが自ら見て、聞いて、直接学べる
環境に連れて行って、自分で学習して
いく姿勢を持ってもらうようにします。

ここでは、理想の父親の接し方を
紹介しましたが、本書ではもちろん
母親の接し方も解説しています。

どのような家庭が、子どもの学力を
伸ばすのか。

本書は、中学受験をする家庭はもちろん、
そうでない家庭でも非常に参考になる
子どもをやる気にさせる環境づくりが
紹介さています。

 1章 親の期待で、お子さんを追い詰
   めていませんか?
 2章 やっぱり大きいお母さんの役割
 3章 理想的なお父さんとは?
 4章 あらためて中学受験を考える

この本から何を活かすか?

西村さんは、親の「心の持ちよう」が、
子どもに大きな影響を与えると言います。

次のような、心の余裕と自信を持って
子どもと接するといいようです。

 ・自分の子どもの頃を振り返る心の余裕
 ・親御さんが自分の表情を感じとろう
  とする客観性
 ・自分の言動が子どもにどのように
  響いているかを理解しようとする
  共感力
 ・子どもへの強い信頼感
 ・自分自身への信頼感

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント0件

コメントはまだありません