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小宮一慶の「日経新聞」深読み講座 2020年版

2020年03月17日
ノウハウ本 0

小宮一慶の「日経新聞」深読み講座 2020年版

満足度★★★
付箋数:20

  「新聞を読むとき、多くの人が
   “残念な読み方” をしていると感じます。
  新聞の見出しだけに目を通していたり、
  自分の関心のあるところしか読まな
  かったり、という読み方をしている
  からです。そういう読み方をしていると、
  自分の頭の中に残るのは、関心のある
  記事だけになってしまいます。
  関心の幅が広い人ならいいのですが、
  そうでなければ、偏った情報しか
  入ってきません。それでは専門紙を
  読んでいるのと変わりません。」

関心の幅を広げることは、新聞を読む
大きな役割の1つです。

本書は、日本経済新聞の読み方を
解説する本。

著者は経営コンサルタントとして
活躍している小宮一慶さんです。

実は、この本は「2020年版」で、
何年か前から毎年刊行されています。

日経新聞の読み方は、毎年変わるのか?

もちろん、そんなことはありません。

本シリーズは、その年のキーワードを
掲載しているので、毎年刊行することが
できるのです。

ちなみに、2020年版に掲載されていた
キーワードは、次の5つです。

日米貿易摩擦、老後資金2000万円問題
仮想通貨「リブラ」、日韓関係、消費増税

日経新聞の読み方だけでなく、
経済時事ネタも知りたい方にとっては、
一石二鳥で情報が得られます。

日経新聞ですが、まともに読もうと
思うと情報が多すぎて、2時間ぐらいは
かかるのではないでしょうか。

さすがに、毎日、そんなに時間をかける
ことは現実的ではありません。

小宮さんは、毎日、通勤中に日経新聞を
読んでいて、かけている時間は25分ほど。

そのわずかな時間で、1面から最後の面
まで目を通し、必要な情報はすべて
得ているようです。

それは、どのような日経新聞の読み方を
しているのでしょうか?

本書では、5つのコツが紹介されています。

1. 1面トップ記事は「リード文」
 (タイトルの横にある冒頭の文章)
 だけでもいいから、必ず毎日読む。

 社会の関心事に自分の関心を合わせて
 いきます。

2. 1面以外でも、大きな記事は
 リード文だけでも必ず読む。

 また、社説で何をテーマにしているかも
 あわせてチェックします。

3. 見出しはすべて目に入れる
 (記事はもちろん全部読むわけではない)。

 紙面全体に目を通し、何を大きなテーマ
 にしているかを把握します。

4. 気になった数字はメモする。

 できる限り手を動かしてメモする方が
 いいですが、通勤中などは電子版の
 保存機能を利用するのが便利です。

5. 記事と記事を関連づけて読む
 訓練をする。

 電子版の経済指標ダッシュボードを見て、
 数字と記事の内容を関連づけるます。

ただし、このような効率的な読み方を
するにも、基本的な2つの知識を
身につけておくことが必要です。

1つは、マクロ経済の基礎知識。
もう1つは、会社の数字(会計)の知識。

この2つをちゃんと勉強しようと思うと
それなりに時間がかかります。

しかし、日経新聞を読むために必要
なのは、本当に基礎の基礎。

本書では、マクロ経済と会計の基礎
についても、それぞれ1時間程度で
身に付けられるようにまとめられて
います。

どんなことでも、基本をきちんと学ぶ
ことが大切なので、それは日経新聞を
読むときでも同じです。

この本から何を活かすか?

新聞の発行部数は毎年減少しています。
それは日経新聞とて、例外ではありません。

他紙よりは下落幅は小さくても、
徐々に発行部数は減っていっています。

発行部数だけでなく、もう1つ問題なのは、
デジタル化して儲かる仕組みに移行
できていないことです。

やはり購読料より、広告料で稼ぐ方に
軸足を置く必要があるのかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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