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ikadoku

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エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主

2020年03月16日
社会・国家・国際情勢 0

エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)

満足度★★★★
付箋数:26

2020年1月に、イギリスのハリー王子と
メーガン妃が王族の立場から離れて、
北米で活動すると発表しました。

ハリー王子というのは通称で、正式には、
サセックス公爵ヘンリー王子です。

言わずも知れた故ダイアナ妃の次男ですね。

その配偶者のメーガン妃は、
SUITS/スーツ』のレイチェル・
ゼイン役で知られる米女優さんです。

2人の離脱問題は「メグジット」と言われ、
イギリス王室がどのように対応するかが
注目されていました。

エリザベス女王は王室の公務から
引退する二人に対し、王室を意味する
商標の「Sussex Royal」の使用を
禁じました。

家長としてときに厳しい判断をする
エリザベス女王は、2022年2月に、
イギリス史上はじめて「在位70周年」
を迎えます。

これまでのイギリス王室の歴史の中で、
最も長い在位期間を誇るエリザベス女王も
すでに90歳を超えています。

しかし、今なお引退の意向はなく、
精力的に公務活動を行っています。

エリザベス女王とは、果たして
どのような人物なのか?

今やエリザベス女王といえば、
現在の女王を指しますが、
正しくはエリザベス2世です。

1952年2月、25歳で即位しました。

イギリスだけの君主ではなく、
カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
など合わせて16カ国の元首でもあります。

エリザベス女王には、これまでウィンストン
・チャーチルさんはじめ、最近のボリス・
ジョンソンまで14人の首相が仕えてきました。

エリザベス女王は、「政治的な経験を
長く保てる唯一の政治家」とも評され、
決して「お飾り」ではありません。

70年近い在位の中で、政治に関与し、
そして多くの事件にも遭遇しました。

ダイアナ妃が人気があった頃や、
死後の対応に対して、いろいろと非難
されることもありました。

  「本書は、イギリス史上はもとより、
  現存する君主のなかで最長の在位記録
  を誇る、このひとりの女王の人生を
  振り返ることで、第二次世界大戦後の
  70年に及ぶイギリスと世界の歴史を
  ひもといていく物語である。」

本書は、波瀾万丈の人生を送る
最強の女王陛下、エリザベス女王の
評伝です。

著者は、『立憲君主制の現在』などの
著作で知られるイギリス政治外交史
の専門家、君塚直隆さんです。

君塚さんは、最初、存命中の人物の
評伝を書くことには、躊躇があった
ようです。

それは「棺を蓋いて事定まる」という
格言があるとおり、死後でないと、
その人物評が定まらないからです。

しかし、今回、王室文書館の史料を
閲覧・使用する許可を、イギリス王室
から得て、今回の執筆に至りました。

私も物心がついたころには、
エリザベス女王は、すでに女王でした。

チャーチル首相と一緒に、教科書に
載っていた歴史上の人物が、
現在進行形で公務を行っていることは、
何か不思議な感じがします。

イギリスを取り巻く環境は、日本からは
見えない部分もあり、本書はイギリスの
現代史を知る上でも貴重な本です。

  「女王と王室のこれまでの道のりは、
  決して平坦なものではなかった。
  20世紀末には、一時は存亡の危機に
  さえ陥りそうになったこともある。
  そのような幾多の試練を乗り越えて、
  今日のイギリス王室、さらには
  イギリスの姿を築き上げてきた
  エリザベス2世とはどのような人物
  なのであろうか。」

是非、本書でイギリス女王の怒涛の人生を、
楽しんでください。

この本から何を活かすか?

現エリザベス女王の父親は、
ジョージ6世です。

この英国史上最も内気な国王と
言われたジョージ6世を描いた映画が、
英国王のスピーチ』。

本書で史実がわかった上で、
この映画を見てみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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