活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

世界を変えた150の科学の本

2020年03月13日
科学・生活 0

世界を変えた150の科学の本

満足度★★★★
付箋数:25

全272ページという、ページ数からは、
想像できないくらい「重たい」本。

ちょっと持ち運びするのは難しい。

でも、こんな素敵な本なら手元に置いて
おきたいと思わせる本です。

  「ラテン語のscientificaは知識を
  作り出すものを意味する。
  この広い見方から、“science(科学)”
  は森羅万象とそこに内在する対象を
  理解することを指すようになった。
  科学の発展の中心となってきたのは
  発明だ。発明は、大型ハドロン型
  加速器といった恐ろしく複雑な
  機械設備やアインシュタインの
  一般相対性理論のような高度に
  知的な概念に限ったことではなく、
  もっとずっと身近なものなのだ。
  このテクノロジーがなくては、
  私たちは民話や謎の類とともに
  取り残されていただろう。
  発明とは記述することなのだ。」

人類はさまざまな科学を発見発明し、
科学は「書物」によって、人類の知と
なってきました。

本の持つ記録性があったからこそ、
科学は時間と空間を超えて、
発展することができたのです。

本書は、タイトルにある通り、
世界を変えた科学の本をオールカラー
で紹介する図鑑のような本。

この一冊で科学史の図書館になって
いるようなものです。

著者はイギリス在住のサイエンスライター、
ブライアン・グレッグさん。

本書では科学書の2500年の歴史を、
大まかに5つの時代に区切って
紹介します。

第1章の「古代世界」では、科学の
礎となる初期の科学的な記述から
1200年頃までを扱います。

 エドウィン・スミス・パピルス
 ヒポクラテス『ヒポクラテス全集』
 アリストテレス『自然学』
 プトレマイオス『アルマゲスト』
 フィボナッチ『Liber Abaci(算盤の書)』

第2章の「ルネサンス期の活版印刷」では、
18世紀末までを扱い、古代の手書き写本
から印刷本が登場した大革命まで。

 ヨナネス・ケプラー『De Stella Nova』
 ガリレオ・ガリレイ『新科学対話』
 アイザック・ニュートン『プリンキピア』
 レオンハルト・オイラー
 『自然科学の諸問題についての
 ドイツ王女へのオイラーの手紙』

第3章の「近代古典」は、19世紀が対象で、
科学が成熟し、広い読者層を得ながら、
雑誌も媒体として活躍するようになります。

 ヘンリー・グレイ『グレイの解剖学』
 チャールズ・ダーウィン『種の起源』
 マイケル・ファラデー『ロウソクの科学』
 グレゴール・メンデル『植物雑種に関する
 実験』

第4章の「近代古典の後」では、科学の
あるべき姿の変遷が示されます。

それは科学がアマチュアの活動だった
ところから、専門職への移行を意味します。

 チャールズ・ダーウィン『ダーウィン自伝』
 エルヴィン・シュレーディンガー
 『生命とは何か』
 リチャード・ファインマン
 『ファインマン物理学』
 ジェームズ・ワトソン『二重らせん』
 リチャード・ドーキンス『利己的遺伝子』

最後の第5章「次の時代へ」では、
1980年代以降で、現代的なポピュラー
サイエンスが浸透してきた時代です。

 スティーヴン・ホーキング
 『ホーキング、宇宙を語る
 デイビッド・アッテンボロー
 『地球の生きものたち』
 サイモン・シン『フェルマーの最終定理
 ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史

パラパラ眺めているだけでも楽しく、
文章も事実の記述だけでなく深い洞察が
あり、読み応えがあります。

この本から何を活かすか?

本書に紹介されていた科学本の中で、
入手可能で、かつ私が興味深かったのは、
オリヴァー・サックスさんの
妻を帽子とまちがえた男』です。

この本は24篇からなる医学エッセイで、
人間科学の傑作と紹介されていました。

Kindle版も出ていて入手しやすいので、
読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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