活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

50代からの人生戦略

2020年03月12日
人生論・生き方・人物・哲学 0

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

満足度★★★
付箋数:25

  「鈴木宗男事件に連座しなければ
  作家・佐藤優が誕生することはなかった。
  私は比較的慎重な性格だ。
  もしあの事件がなかったら、
  40代末から定年後の戦略を練り、
  50代は試行錯誤しなが定年後に向けた
  準備を進めていったはずだ。
  そういう自分を想像しながら
  本書を書き進めた。」

このように語るのは、本書の著者、
「知の怪物」こと佐藤優さん。

佐藤さんにとって、作家であることは
あくまで一面に過ぎません。

もし外務省に残っていたとしても、
本質的には、佐藤さんはやはり、
今の佐藤さんと変わらないでしょう。

鈴木宗男事件で取り巻く環境は大きく
変わりましたが、佐藤さんの生き方は
今と同じような気がします。

さて、本書はタイトルにある通り、
50代からの生き方を指南する本です。

「人生100年」といわれる時代になり、
50代はちょうど折返したところです。

まだ、人生の半分が残っていると考え、
今までと同じ生き方を続けるか?

もう、人生の半分も残っていないと
考え、ここで人生を変えていくのか?

人それぞれですが、本書は後者です。

  「50代、人生の折返し地点はすでに
  すぎました。残り時間がだんだん
  限られてくるため、時間に対する意識も、
  その使い方も当然変わってきます。」

佐藤さんは、残り時間を意識して、
そこから逆算して優先順位を決めて
生きることを勧めています。

限られた時間の中で、やるべきは、
「集中」と「選択」。

明確な目的がなければ、今から
頑張って「語学」を基礎から
勉強するのは時間のムダ。

転職や起業など下手に考えず、
今の会社でどのように定年まで
過ごすかを考えます。

頑張りすぎず、上手に手を抜いて、
自分のペースで仕事をしていく。

リスクの高い新しいプロジェクを
任されそうになったら、責任を回避し、
うまく逃げることも必要です。

このように書き並べると、一見、
ぐうたらな「働かないオジサン」の
ように見えますが、そうではありません。

仕事では、自分で何でもやらず、
若い世代に権限を移譲して、
上手に任せながら人を育てます。

自分がそれまで仕事にかけていた
時間は、もっとプライベートに回し、
「健康」と「家族」へ投資します。

SNSなどにムダな時間を使っては、
いけません。

自分の「したいこと」と「やるべきこと」
をそれぞれ5つずつリストアップして、
優先順位を付けて、残りの人生の時間を
割り振っていきます。

また時間だけでなく、今後の「お金」
のことも考えなくてはいけないので、
50代のうちに「第二の収入源」を
模索しておきます。

50代で、一度立ち止まって、
働き方、人間関係、家族、お金について
どうあるべきかを整理します。

本書には、非常に現実的なアドバイスが
書かれています。

50代は会社の中では「報われない自分」
を意識させられる年代。

たとえ出世の道が閉ざされていても、
会社や周囲を恨んで拗ねてはいけません。

燃え尽き症候群のようになる必要も
ありまでせん。

今までの考え方から上手にシフトして、
働き方を変えていくことが、結局は
これからの人生を充実させることが
できるのです。

この本から何を活かすか?

  「50代になると、仕事でもプライベート
  でもさまざまな転機が訪れます。
  悩みごとや問題に直面したとき、
  人生の岐路に迷うことがあるときに
  どうするか。そういうときこそ、
  古典、それも近代以前にまとめられた
  本を読むことをおすすめします。
  特に、聖書や仏典、コーランなどの
  古くからある宗教書はおすすめです。」

初めて聖書を読むには『聖書協会共同訳
が、「引照つき」でいいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント0件

コメントはまだありません