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ikadoku

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地雷を踏むな :大人のための危機突破術

2020年02月18日
コミュニケーション 0

地雷を踏むな :大人のための危機突破術 (新潮新書)

満足度★★★
付箋数:20

「良かれと思ってやったのに・・・」
「怒らせるつもりは全然なかった」
「気を使って対応していたはずが・・・」

人間関係には、決して踏んではいけない
「地雷」があります。

しかし、いくら細心の注意を払って、
地雷を踏まないように気をつけていても、
ときに踏んでしまうことがあります。

なぜ、そんなことが起こってしまうのか?

  「昔ならば、 “地雷” のマップは
  かなり固定的でわかりやすいものでした。
  こことあそこに埋まっている、
  ということを知っておけば、その知識は
  かなり長持ちしたのです。(中略)
  ところが、インターネットが登場し、
  価値観が多様化した現代は、
  こうした固定的なマップが通用
  しない時代です。 “地雷” が勝手に
  動き回る状況だと考えていただければ
  いいでしょうか。いや、より正確に
  言えば、 “地雷” が勝手に分裂して
  増殖していくような状況だと言える
  かもしれません。」

現在の地雷は、昔ほどわかりやすくない。

しかも、それが動いたり、増えたりする
から手がつけられない状況です。

ところで、なぜ、地雷は生まれるのか?

それは、人にはそれぞれ自分だけの
意識や価値観があるから。

その意識の違い(ギャップ)が、
地雷を生んでいるのです。

本書は、危機管理コンサルタントの
田中優介さんが、人間関係における
危機管理法を指南する本です。

大きくは、地雷を踏まない方法と、
踏んでしまった後の対処法の
2つについて、実例を挙げながら
解説しています。

田中さんは、人間関係は「ある」もの
ではなく、「デザイン」するものと
説明します。

人間関係のデザインとは、相手との
「距離感」を定めることです。

人は相手を「嫌な人」と感じると、
離れようとしますが、避けすぎると、
人間関係が悪化する場合があります。

また、相手に好意を持って近づこうと
しても、相手は距離を詰めるられる
ことを苦痛と感じるかもしれません。

こういった相手との意識の違いを
感じ取るには、「様々なギャップ」
に注目した方がいいようです。

 ・モードの違いというギャップ
 ・パーソナリティによるギャップ
 ・「岸」による見え方のギャップ
 ・世代間のギャップ

こうした相手との様々なギャップが、
地雷を生んでいるのです。

本書では、地雷を避けて人間関係を
構築するために、次の5つの能力を
磨くことを推奨しています。

1. 開始能力
 キーマンと思った人と親しくなる能力
2. デザイン能力
 人間関係をデザインする能力
3. 維持能力
 人間関係をメンテナンスする能力
4. 修復能力
 傷ついた人間関係を元に戻す能力
5. 収束能力
 危機おさまりをつけ、終わらせる能力

また、本当にトラブルに巻き込まれた
場合は、警察と弁護士を使うことが
あります。

本書では、危機管理の指南書として、
警察と弁護士の適切な使い方にまで
言及しています。

ただ、個人的にはもう少し具体的な
地雷を避けるノウハウを盛り込んで
欲しいように感じました。

この本から何を活かすか?

田中さんは、経営者から女性トラブルの
相談を受ける機会があるようです。

そのときに、どんなアドバイスをして
いるのでしょうか?

  「お付き合いした年数と同じ時間
  をかけて、お別れするぐらいの覚悟を
  して下さい。3日かけて登った山を
  3時間で下ろうとすると滑落しますから」

すぐに手を切ろうとすると、報復される
危険性があるので、じっくり時間を
かけて対応する必要があるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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