活かす読書
ikadoku

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その聴き方では、部下は動きません。

2020年02月06日
コミュニケーション 1

その聴き方では、部下は動きません。

満足度★★★★★
付箋数:30

あなたは、部下とコミュニケーション
をとったときに、次のような反応が
返ってきたことはありませんか?

「いっていることはわかるんですけど…」
「できたら…やってみます」
「だいたい…わかりました…」

どうもスッキリしない反応ですよね。

こんな反応が返ってくると、ほとんどの
人は「伝え方がまずかった」と反省します。

しかし、それは大きな間違え。

実は、そのときに間違っていたのは、
「伝え方」ではなく「聴き方」です。

何ができていなかったかと言うと、
部下の「気持ち」の聞き取りです。

部下のモヤモヤの気持ちが残ったまま、
アドバイスや指示をしても、仕事だから
やむを得ずやるという感覚になって
しまいます。

それでは、本質的な問題解決になりません。

問題は、「事柄」と「気持ち」が
ワンセットできています。

この2つの優先順位は、気持ちの方が上。

人は気持ちが解決されたときに、
はじめて問題解決したと感じるからです。

事柄は、気持ちを解決するために
使える1つの手段に過ぎません。

その相手の気持を理解する唯一無二の
コミュニケーション方法が「傾聴」です。

本書は、ビジネスで「傾聴」のスキルを
使うための本です。

著者は、心理カウンセラーとして活躍し、
傾聴をビジネスの展開手法とする会社も
経営している岩松正史さんです。

傾聴で、最も大切なのは「共感」です。

では、次のような発言は共感したことに
なるのでしょうか?

「私も昔、同じ経験をしたことがある
から、あなたの気持ちはよくわかる」

「同じケースの相談をよく受けるから、
あなたの言っているこは理解できる」

このように返すのは「共感」ではなく、
「同感」です。

同感とは、過去に自分が経験したことや
得た知識を、相手が話す会話の内容と
照らし合わせ共通点を見つけること。

そのため、同感の主語は「私」です。

しかし、傾聴に必要な共感の主語は
常に「あなた」でなくてはいけません。

共感とは、「あなたがそう思っている」
「あなたがそう感じている」感覚的な
事実を100%認めることです。

本書では、傾聴のテクニックを使って
相手の気持ちを聴き、3つのステップで
ビジネスの問題を解決します。

STEP1:傾聴期
「モヤモヤ」する問題の理解

深い共感をしながら問題の本質である
モヤモヤを傾聴し、どんな願望が
かなっていないために困っているのかを
理解します。

STEP2:主訴の転換
「かなっていない願望」を
「かなえたい願望」に変える

主訴とは、問題の根っこのことです。

この段階では、「かなっていない問題」
を「どの状態を目指したいのか?」の
「かなえたいテーマ」に転換します。

STEP3:問題解決期
「スッキリ見えて具体的に行動できる
イメージ」づくり

ここでは、主訴の転換で明らかになった
願望の抽象度を下げ、具体度を上げます。

そのために「テーマ・課題・宿題」
の3つの設定を行います。

そして最後に、「汎用化」で想定外の
リスクに備え、次回確認したいことを
伝えて「クロージング」します。

本書では、傾聴のスキルを丁寧に
解説しています。

私にとっては、目からウロコの
テクニックが満載されていました。

傾聴のスキルがあるかどうかで、
ビジネスの結果が大きく違ってきます。

本書は、あらゆるビジネスパーソンに
必読書として推薦したい本です。

この本から何を活かすか?

フィーリングチェックで、相手が
「スッキリ」か「モヤモヤ」かを
確かめるのが非常に重要です。

 「はい!大丈夫です!」
  →スッキリしたYES

 「いいえ!わかりません!」
  →ハッキリしたNO

 「たぶん…大丈夫…だと思います」
  →モヤモヤしたYES

問題は最後の「モヤモヤしたYES」。

この段階では、まだ気持ちの理解が
できていません。

「モヤモヤしたYES」の反応のときは、
気持ちをたずね、問題の本質を探ります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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2020年02月06日 (木) 11:46