活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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神々の「Web3.0」

神々の「Web3.0」 (Kobunsha Paperbacks 125)
神々の「Web3.0」 (Kobunsha Paperbacks 125)
(2008/08/23)
小林雅一 商品詳細を見る

満足度★★★

ITとメディア、更にはアテンション・エコノミーの最前線を
入念な取材からレポートする本です。

ちなみに、アテンション・エコノミーとは、
過剰に溢れる情報に対して、人々のアテンション(関心)は
有限であることから、アテンションを引くことが経済の中で
重要となるという考えです。

本書は、ネットワーク、モバイル、コミュニティ、メタバース(仮想空間)
などの分野で活躍する日米の専門家やビジネスの先駆者への
インタビューから、その実態と今後の可能性を探ります。

タイトルに「神々の」とつくのは、
普通の人が、いつ神になるか分からないのがITの世界ということで、
本書で取材した専門家や、あるいは読者自身が神になる可能性が
あることでネーミングされたようです。

その例として、10年前は単なる大学生だったグーグルの創始者、
ラリー・ペイジさんとセルゲイ・ブリンさんが、神になったことを挙げています。
(ただ、私にはこの2人が元々普通の大学生だったとも想像できませんし、
たまたま一つの発明をしたから神になったようにも思えません。)

また、巻末にはウェブ2.0を提唱したティム・オライリーさんへの
インタビューが掲載されています。
内容自体は濃いのですが、ちょっと的外れっぽい質問があるのと、
インタビューが少し前(2006年12月)のものである点が残念でした。

あと、内容に直接関係なく、本書だけのことではありまあせんが、
この本は「光文社ペーパーバック」という仕様で、
ジャケットや帯がなく、再生紙が使われています。

400ページ近いのに1000円とお買い得なのは良いのですが、
ちょっとクセがあるのが“4重表記”。
ひらがな、カタカナ、漢字、英語の特性をそのまま取り入れたそうです。

例えば、「・・・あるいは人間関係の可視化visualization、
組織の透明化transparencyと呼んでもよいだろう。」
などのように日本語と英語でダブって書かれているので、
私は最初、違和感がありました。
(読んでいるうちに、だんだん気にならなくなりますが。)

この本から何を活かすか?

本書のトピックの中で、私が一番気になったのが、
「通信内容を解析するターゲティング広告」です。

要はGmailの音声版のようなサービスです。

携帯電話の通話料が無料になる代わりに、
会話を終えた直後に、ディスプレイに広告が表示されるとか。

もちろんこの解析がプライバシーの侵害となると
考える人もいると思いますが、私は選択肢の一つとして
このサービスが実用化されることを願います。

今後、この技術に注目していきたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   

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| IT・ネット | 06:24 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ikadokuさん、はじめまして。
いつも興味深い記事ありがとうございます。
ikadokuさんが選ぶ本は私が興味を持っている本と似ているのでとても参考になります。この神々の「Web3.0」も本屋で見て気になっていた本の一つです。
いいブログだと思ったので勝手にリンクさせてもらいました。よろしければ相互リンクしませんか?よろしくお願いいたします。

| flowrelax | 2008/10/12 10:46 | URL |

こんにちは。いつも拝読しております。
そろそろ衣替えの季節。今朝は今年初のジャンパーを着てお店に来ました。北海道はいかかですか?  類は友を呼ぶ。こちらに書き込みをされる方のブログを拝見すると、皆さんのレベルの高さに腰が引けます。

今日は相談と言うか質問なのですが、(クイズと捕らえていただいても…)9月18日に調べていたデータと結果で
日経平均株価6082営業日中、3日・5日・8日・13日・21日・55日・144日・377日を投資期間として採用
データを同数にするため377日のデータ数に合わせる
例)投資期間3日の場合。翌々日の引値と比較して上回った日数をカウント
さて、短期投資から中長期。気分の悪い日(買値を下回る日)はどのくらいで期間によって変化(効率・非効率)はどうでしょうか?
投資周期と上回った回数【5705データ中の上昇回数】

 3日     5日     8日     13日     21日     55日    144日   377日
2,944回  2,987回  2,969回  3,011回  3,019回  3,041回  2,996回  3,111回

えーと、質問は弧と弦と円の基本的な考え方からすれば
殆ど変わりない、この結果は調べる前から概ね解っている事なのでしょうか?
よろしければご返答お願いします。

| 桜木町のぱく | 2008/10/12 11:18 | URL | ≫ EDIT

flowrelaxさん

flowrelaxさんのブログを確認させていただき、
こちらからもリンクさせていただきました。
今後とも、よろしくお願い致します。

2007年7月6日の記事
http://ikadoku.blog76.fc2.com/blog-date-200807.html#no298
に当ブログのリンク方針をまとめてありますので、
よろしければ、ご確認ください。

| ikadoku | 2008/10/13 11:56 | URL |

桜木町のぱくさん

いつも、興味深い分析やデータ提供ありがとうございます。

私自身は、サイクルをほとんど使わないので、
今回のぱくさんの提示していただいた結果を面白く
拝見しています。

あくまで、結果を見た上での推測でしかありませんが、
・小さな振動の集積が、大きな振動を形成すること
・最長の投資期間であっても、調査期間全体と比較すると、
 極めて短い期間であること
・十分なデータ数があること
などの前提で考えると、データ数が増えれば増えるほど、
長い期間の騰落率に、それより短い期間の騰落率は収束
していくような印象を受けます。
(なんの数学的根拠もありませんが)

この20年以上の期間で日経平均の月足チャートを眺めると、
「ノントレンド状態」と言えます。
例えば同じ期間にトレンド状態にある
DOW(低ボラティリティ)やハンセン(高ボラティリティ)
で検証してみると、この考えが正しいかどうか
見えてくるような気がします。

全然、回答になっていませんね。お役に立てず申し訳ありません。

| ikadoku | 2008/10/13 12:23 | URL |















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