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ikadoku

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米中AI戦争の真実

2020年02月04日
IT・ネット 0

米中AI戦争の真実

満足度★★★
付箋数:17

  「ジョージ・オーウェルの『1984年
  を読むと、今の世界が描かれている。
  多くの描写が、今、私たちが現実に
  経験していることだ。(中略)

  ファーウェイのスパイ事件に巻き込
  まれてから、自分は「この世界
  (ディストピア)」に突入した
  ことに気づいた。」

本書は、タイトルにある通り、
「米中AI戦争」について詳細に
レポートしている本です。

ただし、書かれていることが真実か
どうか、よくわからないというのが、
私の正直な感想です。

それは著者の深田萌絵さんの経験が
どこまで本当か判断がつかないから。

書かれていることが本当なら、
非常に恐ろしい『1984年』の世界が、
私たちの知らないうちに進行して
いることになります。

もし、単なる深田さんの被害妄想なら、
本書に書かれていることすべてが
信じられないことになります。

そのため、深田さん経験したことを
信じるかどうかで、本書の評価は
大きく2つに分かれます。

以下、深田さんが経験したことです。

  「大学の同級生が実は亡くなった
  日本人の戸籍を乗っ取った人物で、
  弊社の技術を盗み、ねつ造された
  証拠でこちらを訴えてきた。
  誰に相談しても、 “スパイなんて
  いない、気のせいだよ。
  君は精神的に病んでいるんだ” と
  病人扱いされる。」

まずは、深田さんの会社は中国人の
スパイによって訴えられている
ということです。

  「外事課が調査に乗り出した瞬間に
  担当調査官が担当を外され、
  あちら側の接待を受けた刑事が
  交代要員として表れる。
  FBIに通報しても捜査すら始まらず、
  最後には信頼していた副社長が
  何もかもを持って突如失踪した。

  別れたはずの恋人から連絡があり、
   “助けてやるよ” と弊社の買収を
  提案し、彼のスマホには失踪した
  はずの副社長からの着信履歴が
  表示された。

  CIAに通報して、星条旗がたなびく
  部屋に現れたのはCIAの担当官と
  報告を握りつぶしたFBIの担当捜査官
  だった。担当捜査官が筆者をスパイ
  に仕立て上げようとしているのを
  目の当たりにして愕然としたのだ。」

この深田さんの経験は、スパイ映画の
1シーンを想像してしまいます。

さて、本書の内容としては、中国の
グレート・ファイアウォール(GFW)
の話や、米中の技術合戦など興味深い
テーマが扱われています。

そして、中国が「監視」と「言論統制」
を行い、『1984年』のディストピアが
近づいている兆候はあります。

信じるかどうかは、あなた次第。

私は、深田さんが書いていることを
すべて鵜呑みにできないという
印象を持ちました。

 序章 米中AI戦争の幕開け
 第1章 AI戦争の真実
 第2章 AIの進化で実現する『1984年』
    の世界
 第3章 牙をむいた中国のグレート・
    ファイアウォール
 第4章 繰り広げられる技術合戦
 第5章 デジタル冷静のカギは「暗号技術」
 第6章 中国の情報覇権に立ち向かう
    日本とアメリカ

この本から何を活かすか?

AIに負けない「ウソを見抜く」論理力を
身につける方法が紹介されていました。

 ・ジャンルにとらわれず古典や名作を
  読み、リテラシーを身につける。
 ・文章の意味を理解して事実関係を
  検証する。
 ・文章内の情報を、物事の基本的な
  仕組みと照らし合わせる。
 ・事象を時系列で追いかけ、変化に
  隠されたストーリーを読み解く。
 ・因果関係を明確にする。
 ・ニュースを読むときは語られて
  いない最大受益者をまず探す。

ここに書かれいることは身につけたい
と思いました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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