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ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

2020年01月30日
仕事術・スキルアップ・キャリア 0

科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

満足度★★★★
付箋数:26

  「好きなことを仕事にしよう。
  安定した業種を選ぼう。
  フリーランスこそ至高の働き方だ。
  スキルアップできる会社に入ろう。
  自分だけの強みを生かそう。
  コモディティ化しない職業が最高―。

  世の中には、さまざまなキャリア
  アドバイスが存在します。

  いずれの考え方にも一定の説得力が
  あり、どれに従うべきかとまどって
  しまう人は少なくないはずです。
  が、これらのアドバイスが問題
  なのは、その大半が個人の経験や
  嗜好にしかもとづいていない点に
  あります。」

本書は、誰もが迷ってしまいがちな、
「仕事選び」に関して、科学的な選択が
できるように、手助けをする本です。

著者は、サイエンスライターとしての
活躍が目覚ましい鈴木祐さん。

なぜ、多くの人は就職や転職で
失敗するのでしょうか?

その原因は、「視野狭窄」。

ハーバードビジネススクールの調査
によると、就職と転職で起こる失敗の
原因は、約7割が視野狭窄でした。

これは、その仕事の一面しか見ず、
その他の可能性を考えられなくなって
失敗したということです。

人は誰でも、他人の事だと客観的に
見れても、自分の事になると、
あまり広い視野で判断できなくなる
傾向があります。

では、視野狭窄にならないためには、
どうしたらいいのか?

その答えが本書にあります。

本書では、次の5ステップを経て、
合理的なキャリア選択を行います。

ステップ1 幻想から覚める

最初に私たちが適職探しで陥りがちな、
幻想を取り上げ、目を覚まします。

ステップ2 未来を広げる

次に、私たちのキャリア選択をする
上で、幸福度を決める7つの要因に
ついて学びます。

ステップ3 悪を取り除く

今度は幸福とは反対の最悪の職場
にならないよう、ネガティブな要因を
チェックします。

ステップ4 歪みに気づく

そして人間の脳が本来的に持っている
バイアスに陥らないように、ツールを
使って、客観的な意思決定をします。

ステップ5 やりがいを再構築する

最後に「仕事満足度尺度」を定期的に
行い、「やりがい」の調整をしながら
日々の幸福度を上げていきます。

いずれのステップでも科学的な根拠を
示しながら、システマティックに
意思決定できるよう手助けをします。

ただし、全部のステップを通して行う
のは、煩雑で難しいと感じました。

大事なキャリア選択なので簡単には
いかないということなのでしょう。

ですから、個人的には各ステップを
1週間ぐらいかけて消化しながら、
次に進むような使い方いいと思います。

一気にやると消化不良を起こす
可能性があるくらい、濃い内容と
なっています。

ちなみに、先日当ブログで再紹介した
ストレングス・ファインダー」も
仕事選びに関してはあまり効果がない
とされています。

すでに仕事や職場が決まっていれば、
そこで満足度を高めるために「強み」
に注目することはできます。

しかし、適職選びで「強み」だけを
頼りにするのは得策ではないようです。

この本から何を活かすか?

本書では、できるだけ将来をハッキリ
思い描き、近視眼的な判断をリセット
するツールが紹介されていました。

それが「10/10/10テスト」。

次の3つの質問を自分にすることで、
目先のバイアスから切り離します。

 ・この選択をしたら、10分後は
  どう感じるだろう?

 ・この選択をしたら、10ヶ月は
  どう感じるだろう?

 ・この選択をしたら、10年後は
  どう感じるだろう?

簡単なので、すぐに使えそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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