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ikadoku

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問題解決力を高める「推論」の技術

2020年01月21日
問題解決・ロジカルシンキング・思考法 0

問題解決力を高める「推論」の技術

満足度★★★★★
付箋数:29

フォレスト出版の三上さんより
献本頂きました。ありがとうございます。

あなたは、今よりもっと
頭が良くなりたいですか?

もしくは、問題解決力を手に入れ、
仕事ができるようになりたいですか?

もし、少しでもYesと思うなら、
何も言わず本書を読んでください。

本書を読むと、これからの時代に必要な
「頭の使い方」が手に入ります。

これからの時代とは、VUCAの時代。

Volatile(変動性)、Uncertainty
(不確実性)、Complexity(複雑性)、
Ambiguity(曖昧性)に象徴される、
「正解のない」時代です。

  「今のあなたに必要なのは、
  不確実性の高い環境変化を読み解いた
  上で確実性の高い結論を生み出す
   “推論力” だ。そして、推論力を
  元にPDCAを愚直に回すことによって
  初めて、さまざまな問題が解決
  できるようになる。」

本書の著者は、これまで外資系
コンサル会社と広告代理店で経験を
積んできた羽田康祐さんです。

羽田さんは、正解のない時代に、
最も必要な能力は、「推論力」である
と断言しています。

では、推論力とはどんな能力なのか?

本書では、次のように定義します。

 推論力=未知の事柄に対して道筋を
   立てて推測し、論理的に妥当な
   結論を導き出す力

推論力は、限られた人だけが
もともと持っている頭の良さではなく、
誰もが身につけることができる
頭の使い方だと言います。

では、具体的にどんな頭の使い方を
するのでしょうか?

本書では、3つの推論するための
方法論を解説します。

1つ目は、帰納法。

帰納法とは、複数の事実から共通点を
発見して、結論を導き出す推論法。

帰納法を身につけると、些細ない事実
から、見えていないものを見抜き、
そこから発想できるようになります。

2つ目は、演繹法。

演繹法とは、正しいとされている
ルールに物事を当てはめて結論を
出す推進法。

演繹法が使えるようになると、
当たり前の常識を覆し、新たな側面
の発見や価値の創造につなげられる
ようになります。

3つ目は、アブダクション。

アブダクションとは、起こった現象
に対して、法則を当てはめ、
起こった現象をうまく説明できる
「仮説」を導き出す推論法。

アブダクションを手に入れると、
帰納法や演繹法では導き出せない
仮説が立てられるようになります。

仮説の可能性を広げられると、
意思決定やアクションにつなげる
ことができるようになります。

そして、本書ではこの3つの推論法を
合わせ技で使う方法も解説します。

  「推論力は、ビジネスに活かせ
  なければ成果はゼロだ。
  そして、ビジネスに活かすためには
  “個々の推論法の頭の使い方を知る”
  だけでなく “組み合わせて運用する
  頭の使い方” も試される。」

本書では、教科書的な知識だけで
終わらせによう、実際のビジネスで
使い倒すための方法を解説します。

推論力は、ビジネスで必要な
あらゆるスキルの中核をなす能力。

AIが発達して、既存の仕事を代替する
世の中では、ますます希少性が高く
なります。

本書は、多くのビジネスパーソンに
自信を持ってお勧めできる一冊です。

この本から何を活かすか?

これまでも、帰納法・演繹法・
アブダクションを解説している本は
ありました。

しかし、本書が類書と大きく異なるのは、
「具体的な頭の使い方」や「ビジネス
実務への活用法」、「トレーニング方法
と習慣の仕方」まで解説している点です。

ここまで踏み込んで説明している本は
ほとんど見たことがありません。

本書でしっかりトレーニングを積むと、
本当に使える推論力が手に入りそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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