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ikadoku

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モンスター部下

2019年12月20日
組織・社内教育・コーチング 0

モンスター部下 (日経プレミアシリーズ)

満足度★★★
付箋数:21

社労士、石川弘子さんのもとには、
「部下がモンスター化して困っている」
という相談が増えているそうです。

果たして、どんなモンスター部下が
いるのでしょうか?

 ・ナゾの欠勤を繰り返し、突然、
  退職代行業者を使って去っていく部下

 ・育児を理由に周囲に仕事を押し付け、
  注意したら「マタハラ」と騒ぐ部下

 ・SNSにトンデモ動画、会社の誹謗中傷を
  アップしまくる20代社員

 ・「働き方改革」を伝家の宝刀に、
  やりたい放題の仮面イクメン部下

こういった自己中心的なモンスター部下は、
石川さんが相談を受けたごく一例です。

また、モラルが低く暴走する社員も
いるようです。

 ・客先の男性と不倫関係に陥る、
  モラル欠如モンスター

 ・カラ請求書で経費をせしめ、
  キャバ嬢に貢ぐ部下

 ・休日出勤手当をもらってバーベキュー?
  悪行三昧の “イキリ系” モンスター

何もモンスター化しているのは、
若手社員だけとは限りません。

 ・転職先でマウンティングし、
  同僚をバカにする大手出身モンスター

 ・舌打ちに書類投げ、成果を出さずに
  不機嫌をまき散らす50代部下

 ・「俺のことをバカにしているのか!?」
  とキレる60代部下

こんなモンスターがいるのかと
驚かされるほど、本書で紹介される事例は、
モンスター部下のオンパレードです。

ところで、なぜ部下はモンスター化
してしまうのでしょうか?

それにはいくつかのモンスターを生み出す
社会背景があります。

まず1つ目は、今どきの社員は、
学校や家庭で叱られるべきときに、
厳しく叱られず育った人が多いこと。

2つ目として、労働力不足によって、
部下はいくらでも会社を選ぶことが
できる環境にあること。

一方で、上司は部下に離職されると、
マネジメント力不足の烙印を押されるので、
できるだけ避けようとする心理が働きます。

3つ目は、社会全体にコンプライアンスの
意識が高まり、部下が「おかしい」と
思ったことはすぐにSNSに投稿して、
上司や企業を糾弾できるようになったこと。

これらの要因によって何かあると、
すぐにハラスメントを訴える部下が
増えているようです。

では、こうしたモンスター部下に対し、
どのように対処したらいいのでしょうか?

  「理不尽な要求をしてくるモンスター
  部下に対しては、 “できること” と
   “できないこと” を客観的に判断して
  冷静に伝えることが重要だ。
  最初に理不尽な要求に応じてしまうと、
  多くの場合、要求はどんどんエスカレート
  する。どこまで会社が責任を負うべき
  なのかについて、念のため専門家に
  相談してから対処していくことを
  お勧めする。安易に相手の言いなりの
  対応をしていくと、他の社員に悪影響が
  及び、会社に対する信頼まで失うことに
  なりかねないのだ。」

世の中の流れからすると、モンスター部下が
増えていくのは必至のような気がします。

まずは、どんなタイプのモンスター部下が
いるのかを知って、少しでも兆候があれば、
早め早めに手を打つ必要があります。

やむを得ず解雇する場合にも、
一筋縄ではいかないので、事実を積み上げ、
正当な手順を踏なまければなりません。

日本では解雇の法的なハードルが高いので、
ここを慎重に行わないと、更に大きな
トラブルに発展する危険性もあります。

本書は、そういった対処を事前にイメージ
するためにも参考になる本でした。

この本から何を活かすか?

本書では、モンスター部下をいくつかに
分類しています。

 タイプ1 「嘘つき」型モンスター
 タイプ2 「自己愛」型モンスター
 タイプ3 「モラル低下」型モンスター
 タイプ4 「偽装ハラスメント」型モンスター

モンスター部下に対処する場合は、
相手がどのタイプかを見極めることが、
最初の一歩になるようです。

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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