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即戦力の人心術

即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ
即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ
(2008/09)
マイケル・アブラショフ 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書は、米海軍・誘導ミサイル駆逐艦ベンフォルドの
艦長として活躍した元海軍大佐マイケル・アブラショフさんが贈る
リーダーのための教科書です。

アブラショフさんが着任した当時のベンフォルド艦は、
問題だらけで、上司を信頼できない乗組員ばかりでした。

アブラショフさんは、それを2年間で全米一と呼ばれる
理想の艦(チーム)へ改革します。

本書は、アブラショフさんが艦長時代に成果を上げた
問題解決の手法をまとめあげたものですが、
ビジネス上はもちろん、どんな組織においても活用できる
リーダーに必要な不変の真理が語られていると言っても
過言ではありません。

  「真のリーダーシップとは“教訓”ではなく、
  “実例”によって示されなければならないのだ。」

アブラショフさんがこう語るように、本書に示される内容は
すべてが理想の上司としての実例です。

中でも私が気に入ったのは、次のエピソードです。

ある時、アブラショフさんが副長に、訓練所を卒業して着任する
新兵のための「新人歓迎プログラム」について聞いたそうです。

副長の答えは、「新人に対しては何も用意せいていません」というものでした。
以下、少々長くなりますが2人の会話です。(アブラショフさん:ア、副長:副)

  ア : 「キミには5歳になる娘さんがいたな。
      これから12年後、彼女は海軍に入隊するかもしれない。
      キミはその初日に、彼女をどう扱ってほしいと思う?」

  副 : 「親切にしてもらいたいと思います」

  ア : 「彼女が17歳で、たった今艦にやってきたとして、
      キミは彼女にまずどうしてもらいたい?」

  副 : 「家に電話して、無事到着したと伝えてもらいたいと思います」

  ア : 「その通りだ!彼らを艦長室に連れてきてもらって、
      親やボーイフレンドやガールフレンドに電話して、
      無事に着いたと伝えられるようにしてはどうだろう?」

この会話の後、素晴らしい新人歓迎プログラムが用意され、
敬意を持って新人が迎え入れられたのは言うまでもありません。

本書のうたい文句として、「巧みな人心術」と書かれていますが、
単なる“術”ではなく、もっと本質的な人との接し方が書かれていますから、
1人でも部下のいる人には、必読書と言えるでしょう。

この本から何を活かすか?

  「すべてのレッテルを今すぐはがせ!」

「あの人は、○○だから」と、人にレッテルを貼ると、
情報の処理として楽になります。

しかしそれは、その人をよく知ることを放棄しているということ。

私は、誰かにレッテルを貼っていないか思い巡らせたところ、
身近な親族ほど、けっこうレッテルを貼っていることを発見しました。

かなり強力に張り付いていますが、がんばってはがしてみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   
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