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人生が変わるすごい「地理」 【学問】の力で働き方と生き方の【答え】が出る!

2019年12月16日
社会・国家・国際情勢 0

人生が変わるすごい「地理」 【学問】の力で働き方と生き方の【答え】が出る!

満足度★★★
付箋数:24

2010年に日本のGDP(国内総生産)は、
中国に抜かれて、世界第3位になりました。

それまでの日本は長年、世界第2位の
経済大国という地位を守っていました。

ところで、なぜ、中国に抜かれるまでの
日本のGDPは、世界で2番目だったのか?

ちなみに、GDP世界1位はアメリカです。

アメリカは領土も大きく、人口も多く、
資源も豊富なので、GDPで世界トップに
なるのも当然です。

一方、日本はアメリカに比べて国土も
小さく、資源も少ない国です。

そんな環境の中にあって日本は、
優れた技術力と真面目で勤勉な国民性
によって、世界第2位のGDPまで
登り詰めた。

つまり、日本人の気質の優位性が、
国土の基本スペックの脆弱さをカバーし、
世界2位になった。

私はかつて日本のGDP学校で習った頃、
なんとなくそんなプラスのイメージを
持っていました。

  「ところが、これは、実は幻想なのです。
  たしかに日本人は勤勉で、よく働きます。
  日本が2番目となった大きな要因は
   “人口が世界で2番目” だったから、
   “経済が世界で2番目” だったのです。」

しかし、日本が西ドイツを抜いて、
世界第2位のGDPになった頃の人口は、
世界で6番目で、2番目ではありません。

これは、どういうことか?

実は、当時日本は「先進国の中で」
人口が2番目に多かったのです。

人口が1位の中国、2位のインド、
4位のソ連、5位のインドネシアは、
その頃、先進国というくくりには
入っていませんでした。

つまり、日本の人口が先進国で2番目で
あるという事実が、GDPでも2位だった
根源的な理由だったのです。

そうすると、2010年に中国が日本を抜いた
理由も理解できます。

それまで、人口だけは多かった中国ですが、
先進国並みの経済力を身につけてきたので、
GDPで第2位になるのは必然だったのです。

  「大部分の人は、学校で学んだ地理を、
  たとえばクイズを解くことや、
  感想を言うことにしか使っていません。
  それはもったいないのです。
  地理とは、単に地名や地理的用語を
  正しく覚えることではありません。
  その本質は、それらの事項に関する
  論理的な裏づけを持つことです。
  本質を知れば、相互に有機的な
  関連性を持った情報がストーリーと
  なって、頭に入ってきます。」

本書は、地理的思考を身につけるための本。

地理的思考とは、現代の孫子の兵法とも
いえる、人生の成功の鍵です。

なぜなら、地理から授かった環境への
知見を人生にフィードバックすることも
可能だからです。

本書の著者は、バラエティプロデューサー
の角田陽一郎さん。

元TBSのプロデューサー、ディレクターで、
「さんまのスーパーからくりテレビ」や
「中居正広の金スマ」、「EXILE魂」
などを担当していた方です。

個人的には、イメージしいた地理の本
とはかなり違いました。

それは、いい意味での期待外れ。

地理的思考によって、包括的に社会全体
について学ぶことができます。

広範囲に知的好奇心が刺激されました。

そして、知識を有機的に広げていく
方法も学ぶことができます。

この本から何を活かすか?

世界には、いくつの国があるのか?

こう聞かれると、角田さんは、
「約200」と答えるようにしている
そうです。

なぜ角田さんは、「約」という、
あいまいな答え方をするのでしょうか?

それはどこの「国」を国として承認
しているかは、立場によって大きく
異なるから。

例えば、南太平洋上にニウエという
人口1500人ほどの島国があります。

日本政府がニウエを国として承認した
のは2015年のことでした。

しかし、日本が承認する前と後で、
ニウエの状況が大きく変わった
わけではありません。

つまり、日本政府が承認している国数
は答えられても、ざっくり国の数は?
と聞かれても答えにくいのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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