活かす読書
ikadoku

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ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。

2019年11月08日
心に効く本 0

ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。

満足度★★★
付箋数:18

あなたは、ネガティブな言葉や弱音を
よく口にすることがありますか?

本当はそういったマイナスな感情が
あるのに、無理して抑え込んできた方も
いるかもしれません。

あるいは、ネガティブな言葉を
発するたびに、次は気をつけようと
思っていませんか。

しかし、そんな言葉を吐き出すことで、
気分が軽くなるなら、それはそれで
いいのではないでしょうか。

  「厳しいノルマやパワハラまがいは
  なくならないのに、なぜ、黙って
  耐えないといかんのか。それなら、
  ネガティブな言葉をどんどん吐き出して
  いこうと僕は考えた。するとどうだろう?
   “きっつー”  “しんど!” と口にする
  ことによって、それらの主成分である
  怨念やムカつきといったネガティブな
  気持ちがカラダから排出されて
  心も体も軽くなったのだ。」

本書は、月間100万ページビューを誇る
人気ブロガー、フミコフミオさんの
デビュー作です。

  「僕の名前はフミコフミオ。
  そのへんにある普通の中小企業で
  働く平凡な45歳のサラリーマンだ。
  もし、僕に平凡でないところがあると
  すれば長年にわたって、くだらない
  文章を書き続けてきたくらいのものだ。」

ちょっと読むとわかりますが、
フミコフミオさんは、独特の文体と
ユニークな視点を持っています。

ハマる方はハマる中毒性を感じます。

本書は、ストレスの多い社会の中で、
どのように生きていくかを本音で語った
等身大の本です。

聖人君子的な発言や高尚な意見は
ありません。

ネガティブな感情が湧けば、
そのまま言葉にし、それでも何とか
希望を見出そうとする姿は、多くの方が
共感できると思います。

そう思っているのは自分だけじゃ
なかったんだと、勇気づけられる方も
多いことでしょう。

  「弱いのは自分だけじゃないということ、
  これだけは忘れないでほしい。
  みんな弱いのだ。強く見える人は、
  戦い方を知っていて、戦いに慣れて
  いるだけなのだ。みんな、自分なりの
  戦い方や抗い方を見つけてなんとか
  毎日を勝ったり、負けたりしながら
  生きている。だから、今、この瞬間、
  厳しい状況にいる人たちも悲観は
  しても絶望する必要はまったくない。」

若い世代の方や、世の中の理不尽さを
感じている方は、フミコフミオさんが
自分の気持ちを代弁してくれている
ように感じると思います。

ちょっと笑えるエッセイの中には、
最後まで退場せずに生き抜いていく
コツが散りばめられています。

泥臭くて、リアルな現実と、
どのように向き合っていけばいいのか。

そのヒントが本書の中にあります。

  「平社員から管理職になれば状況は
  好転するかと思いきや、管理職に
  なれば管理職のやりたくないが
  やらなきゃいけないことが僕を
  追ってきている。ただ、どうしても
  対峙しなければならないときは、
   “どーせやるなら” と考えるように
  している。」

最後は、なんだかんだ言いながらも、
割り切って、腹を据えてやるしかない
のが現実です。

弱音を吐きながらも、迷いながらも
最後は逃げないことが人生を決めます。

私は、フミコフミオさんとは違う
考えを持ている点も多かったので、
本書の視点は新鮮でした。

この本から何を活かすか?

  「本来、空気は読むものではなく
  吸うものだ。いつの間にか空気が
   “吸うもの” から “読むもの” へ
  変わってしまっていて驚いている。
  いつからだろう。記憶を辿っても
  ちょっとよくわからない。」

日本人にとって、空気は吸うだけの
ものではないと認識されたのは、
ここ最近のことではありません。

イザヤ・ベンダサン(山本七平)さんが
「空気」の研究』を出してから
というのが一般的な見方でしょうか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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