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ikadoku

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開成流ロジカル勉強法

2019年10月23日
勉強法 0

開成流ロジカル勉強法

満足度★★★
付箋数:24

社会人にとって「勉強する」とは、
どういうことを指すのでしょうか?

学生と違って、高校や大学の試験を
目指すわけではありません。

そのため学生時代の「覚える」ことと、
「問題を解く」という勉強の種類とは、
少し違うはずです。

社会人になって、ある特定の分野の
専門知識を身につけなければならない
人もいるでしょう。

しかし、もっと広く一般的に社会人に
求められるのは、「インプット」と
「アウトプット」の技術です。

これをもう少し細かく見てみると、
インプットは「読む」ことと、
「聞く」こと。

アウトプットは「書く」ことと、
「話す」ことになります。

本書は主に社会人向けに、「読む」、
「聞く」、「書く」、「話す」の4技能
に「ロジック」を加えた学ぶ技術を
身に付けるための本です。

著者は株式会社キャストダイスを経営し、
YouTuberとしても活動する小林尚さん。

小林さんは、東大出身ですが、
自身の「4技能+ロジック」の勉強法
を身につけたのは開成高校時代の
弁論部に所属していたときだと言います。

弁論部では、ディベートを行うために、
読む・聞く・書く・話す+ロジックを
総動員して競うことになります。

そのため本書は「開成流ロジカル勉強法」
というタイトルが付けられました。

まず4技能のベースとなる「ロジック」は、
「多くの人に理解してもらう」ための
ツールです。

ロジックは、「順序(プロセス)」及び
「分解」という方法を用います。

そのため順序に基づいた型の
「ストーリーロジック」と分解に基づく
「ストラクチャーロジック」の2種類を
学びます。

そして、4技能の中では一番手軽な
「読む」技術から学び始めます。

「読む」ときの最も重要なポイントは、
ロジックを使い「構造的に読む」ことです。

次に学ぶべきなのは「聞く」ことです。

「聞く」には、受動的に聞く方法と、
積極的に聞く方法の2種類があります。

ここで意外と重要となるのが、
受動的に聞く行為で、そのときに「メモ」
を取りながら聞く技術を磨きます。

3番めに学ぶのは「書く」技術です。

「書く」ことは、4技能の中で唯一、
形を残すことができる行為です。

「書く」ときに重要なのは、
「何を書くか取捨選択すること」と
「必ず伝わるレベルで書く」ことです。

そして最後に学ぶのが「話す」技術です。

社会人にとって「話す」技術は、
会議や交渉の場、プレゼンテーション
などで使う重要な技術です。

ここでは、要素を整理して構造的に
話すことを目指します。

  「元来ビジネス書や勉強法の書籍で
  あれば “簡単に読めて、コスパがよく
  成果が出る” というコンセプトが
  大前提であり、本書のように一度読む
  だけでは習得が難しく、繰り返し
  実践・練習を積み重ねることを前提に、
  本質的なノウハウを盛り込む企画は
  極めて異例かもしれません。
  しかし、本質的には(何事もそうですが)
  楽をして身に付けられる技術・ノウハウ
  に高い価値はありません。」

本書の技術は、小林さんが語るように、
身に付けるためには、訓練が必要です。

しかし、一度身に付けてしまえば、
一生使える自分の資産になるので、
時間をかけて取り組む価値は十分にある
と思います。

この本から何を活かすか?

元々持っている知識が少ない場合と
多い場合では、どちらが新しい知識を
習得しやすいのか?

頭に入る知識の容量が一定だとすると、
既に入っている知識があり過ぎると、
もう入らないと思うかもしれません。

しかし、実際はその逆です。

  「保有している知識が多いほど、
  新たな知識を習得しやすい」

なぜなら、何かを覚える際には、
その周辺情報があるほど覚えやすいから。

だから、新しいことを学ぶときには、
少しでも馴染みのある部分から広げる
ことがポイントとなるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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