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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「ミライの兆し」の見つけ方


「ミライの兆し」の見つけ方

満足度★★★★
付箋数:25

日経BPの山崎さんから献本頂きました。
ありがとうございます。

今の世の中は、かつてない程のスピードで、
変化し続けています。

AIが発達して、今ある多くの仕事が
なくなってしまう・・・

日本は少子高齢化による人口の減少で、
相対的に国力が低下し続ける・・・

不透明でリスクの多い将来のことを
考えると、不安に感じる人も多いでしょう。

しかし、ボストンコンサルティンググループ
で日本代表やグローバル経営会議メンバーを
務めた御立尚資さんは言います。

未来に悲観する必要はない。
明るい未来は自分たちの手で作れると。

  「より良い未来というオプションは、
  しっかり存在し、その実現に向けて
  我々自身が取り組めば、明るい将来
  シナリオが実現する確率は高まる。
  未来は、決定されてはいないのだ。」

私たちが将来に不安を感じる1つの
要因は、その姿が見えないことです。

見えていないと、必要以上に恐れを
感じてしまうのは人間の特性ですね。

しかし、目を凝らすと、未来の兆しは、
あちこちに見えていると言います。

では、どのようにすると未来の兆しが
見えてくるのでしょうか?

未来の兆しを見つけるためには、
いくつか必要なことがあります。

  「少しの知識と悩むべき課題を見極める
  知恵。足元にすでにある未来の兆しを
  見いだす眼。そして、これらを活かし、
  より良い未来を作ることは可能だ、
  と信じる楽観性。この組み合わせさえ
  あえば、不安をあおる声があふれる
  世の中でも、落ち着いて日々を過ごし
  ながら、1歩1歩より良い未来を紡いで
  いけるだろう。」

未来は自分たちで作っていくものなので、
不安で足を止めるよりも、できると信じて
行動を起こすことが、本当に明るい未来を
引き寄せることになるのです。

本書は、御立さんが日経ビジネス電子版
に掲載したコラムを厳選してまとめたもの。

未来の読み方のハウツー本ではありません。

非常に多くのテーマを扱っています。

そこには御立さんの、ハッとするような
鋭い視点や考察があります。

そういった深く多面的なものの見方を
知ることが、私たちの未来の兆しを
見つける眼を養うのです。

 1章 「アート」はこんな視点を与えてくれる
 2章 テクノロジーに寄せる期待と不安を
   再考する
 3章 米中のせめぎ合い、世界はどこへ
   向かうのか
 4章 視点の置き方で未来のカタチは変わる
 5章 「未来づくり」の方法論を考える
 6章 そして「未来の兆し」が見えてきた

けっこう難しいテーマを扱っていながら、
元がコラムなので、とても読みやすいのが、
本書の大きな特徴です。

御立さんの独自の視点に触れるうちに、
私たちは未来を作るためにどんな課題に
取り組むべきかが見えてきます。

学びの多い良質なコラムなので、
少しでも未来に不安を感じている方には、
是非、おすすめしたい一冊です。

この本から何を活かすか?

御立さんの「先読み」は、なぜ当たるのか?

本書の最後で、少しだけその手の内を
明かしてくれています。

 1. 未来は読めない、と肝に銘じる

  未来は読めないと自分に言い聞かせると
  同時に、未来は作っていくものだという
  強い意志を持つこと。

 2. 一方、「大体」読める潮流は存在する。
  その中で、他の変化の根本原因になる
  ものをつかみ取る

  科学技術の進歩やマクロな人口動態など、
  今わかる流れのなかでも、影響力の大きな
  変化に注目する。

 3. 自らの時代感を言語化して、モデル化する

  自分の判断の軸をもって、大きな潮流の
  中から、重要なテーマを選び出す。

自分の判断の軸や自分なりのモデルが
あれば、様々な兆しが見えてくるようです。

また、自分なりのモデルを作るときには、
異なった領域の専門家の人たちの知見を
できるだけ統合したモデルにします。

本書の最初のコラムで、御立さんは
アートをテーマにしていましたが、
これも異分野を統合したモデルからの
視点であることがわかります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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