活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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プリンシピア 自然哲学の数学的原理


プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動 (ブルーバックス)


プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動 (ブルーバックス)


プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第3編 世界体系 (ブルーバックス)

満足度★★★
付箋数:3冊まとめて53

  「本書はサー・アイザック・ニュートン
  (Sir Isaac Newton, 1642-1727)原著
  『プリンシピア』(“Principia”;
  くわしく書けば “Philosophia Naturalis
  Principia Mathematica”)の全訳である。
  改めて述べるまでもなく、原著はニュートン
  の主著であり、今日の物理学の原点とも
  いうべきいわゆるニュートン力学の根幹を
  なすものであって、古来幾多の卓絶した
  物理学者、数学者、天文学者らの脳裡を
  占有し、彼らを讃歎させてやまなかった
  真に独創的な書である。」

いつかは読んでみたいと思っていた
アイザック・ニュートンさんの名著、
『プリンシピア』。

近代の科学はここから始まったと
言っても過言ではない、歴史的な本です。

私がこれまで『プリンシピア』に手を
出せなかった理由は2つありました。

1つは、難しすぎて読んでも理解できない
だろうということ。

私自身の数学と物理の知識は、
大学以来、何十年も使っていないので、
かなり怪しくなっているため、
読んでもわからないと思っていました。

さらに、独特の言い回しがあり、
使われている術語の呼称やその意味が、
現代のものと同じではありません。

そのため、知識のある人にとっても
「読みにくい本」と言われていました。

もう1つの理由は、読みたいと思っても、
日本語版が長らく絶版になっていた
ことです。

おそらく、図書館の所蔵を確認すれば、
あったのかもしれませんが、ハードルの
高い本だったので、そこまでして読もう
とは思いませんでした。

しかし、その『プリンシピア』が
講談社ブルーバックスから42年ぶりに
復刊されました。

  「『プリンシピア』は序論と三つの編
  から成る本論とから成り立っている。
  まず序論では、従来いろいろと批判論議
  の闘わされた力学上の基礎的な諸概念
  として、質量、運動量、力をはじめ、
  絶対時間、絶対空間、絶対運動などが
  定義され、解説されており、絶対回転認識
  の可能性を示す有名なバケツの実験が
  記されており、つづいて、いわゆる運動の
  3法則をはじめ、力の合成分解の法則
  ないしは公理が述べられ、力学の理論的、
  方法論的な基礎が確立されている。」

ということで、今回、全3冊を入手し、
約3週間かけて読み進めました。

結果としては、予想通り「撃沈」でした。

何度も挫折しながら、それでも多少は
理解できる部分をつまみ食いした
程度にしか読めませんでした。

今は我が家の書棚に3冊並んでいるので、
新書版であっても、箔がつくという意味
では、十分過ぎるように思えます。

『プリンシピア』は、微分法を用いれば、
もっとわかりやすく書けるところを、
あえて古典的な手法で書かれています。

その理由について訳者の中野猿人さんは、
次のように述べています。

  「その理由は想像するに難くない。
  すなわち、微積分法は当時、発見後日
  なお浅く、ことにニュートンの記法は
  ライプニッツのものにくらべて不便であり、
  一般に行きわたっておらず、もしもこれを
  用いてニュートンが自分の理論を展開した
  ならば、 人はその理論を受け入れる前に、
  彼らがまだ親しむに至らないその方法の
  妥当性を論ずるであろうことを、
  ニュートン自身最もよく知っていたから
  であるにちがいない。」

私は本書が読めたと言える状態では
ありませんが、すべてを幾何学を使って
証明していることと、その証明の独創性
には感動しました。

この本から何を活かすか?

「私は仮説をつくらない」というのは、
ニュートンさんの有名な言葉です。

ニュートンさんは、着実な実験観察に
基づいて、自然現象を機械的、数学的に
把握すべきだと主張しました。

本書では、全巻の結びとして設けられた、
「一般注」に、その言葉が発せられるに
至った、当時の思想背景が解説されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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