活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

黒いマヨネーズ

2019年09月17日
心に効く本 0

黒いマヨネーズ

満足度★★★★
付箋数:24

  「この後に控える僕のたくさんの
  コラム達は、1本ずつ読むだけで面白く、
  ひょっとしたら深く考えてしまうものも
  あるかと思います。コラム1本読むのに
  速読で数秒の方もいれば、5分以上
  かける方もいるでしょう。
  でも、読み終えた後は “あぁ楽しかった” 
  とか “ちょっと面白すぎたぜ” とか
   “これについて自分も友人や恋人や妻と
  考えてみるのもワクワクしそう” という
  気持ちになると思います。
  それくらい自信があります。」

「まえがき」でこのように自信を語る、
ブラックマヨネーズの吉田敬さん。

本書は、その吉田さんの言葉通りの
非常によく練られた、渾身のエッセイ集
でした。

テレビで見るブラマヨ吉田さんとは、
また違った魅力を発揮しています。

テレビでは、瞬間的な笑いが要求される
ので、良いタイミングで放たれる
切れ味鋭い吉田さん言葉が印象的です。

一方、コラムにはそこまでの爆発力は
ありません。

しかし、じわじわと噛みしめながら
こみ上げてくる面白さがあります。

テレビでもコラムでも共通しているのは、
吉田さんのネガティブさです。

しかし、これだけネガティブで、
コンプレックスの塊なのに、周囲を不快に
させないのは才能なのだと思います。

コラムでは、下ネタ満載なのに、
あまり下品じゃない、毒を吐きながらも、
泣かせるという高度な芸当も見せています。

テレビでブラマヨさんを見ていて思うのは
小杉竜一さんとのバランスの良さです。

一方がボケたり、ツッコミをして、
それがウケなくても、相方がちゃんと
フォローして笑いを成立させます。

コラムでは、小杉さんとの息の合った
所は見せることはできません。

しかし、吉田さんがコンビについて
語っている部分がありました。

  「おい小杉、お笑いとバスケットボール
  は似ている。俺がシュートして外しても、
  お前がリバウンド取ってくれたら、
  まだブラマヨのボールや。逆もしかり。
  だから間違っても何やねん今のシュートは、
  とか言ってはダメだし、リバウンドを
  取りに行くのを放棄した様な動きも
  やめてくれ。あぁ、ちゃんとリバウンドを
  取りに行こうとしてくれるんやと思えて
  初めて、遠い位置からも思い切った
  スリーポイントシュートも打てるんや。
  そしてもう1つ、基本俺のシュートは
  入らないと思え!」

小杉さんとコンビを組んで吉田さんは、
最初にこのように語ったそうです。

コンビ結成から20年以上経っても、
この吉田さんの言葉が実践されている
ことがよくわかりますね。

本コラムは、時事ネタを扱ったものは、
あまり多くありません。

吉田さんの経験、欲求や妄想をテーマに
したコラムの割合が多いです。

それは世の中の男性の根源的な悩みに
通じています。

ですから、本書にはコラム本にありがちな
賞味期限はありません。

今すぐ読んでもいいし、文庫化されるのを
待ってから読んでも十分楽しめます。

個人的にはKindleで読むことをオススメ
します。

この本から何を活かすか?

  不倫と浮気は別物論

吉田さんは、浮気はいいけど不倫はダメ
と語っています。

その2つの違いは、一体何なのか?

コラムのメインの部分は本書で読んで
いただくとして、ここでは最後の
キレイにまとめた部分を紹介します。

  「不倫を続ける男というのは本来家に
  入れるべき金をバッティングセンターに
  費やし、そこを主戦場とする。
  全く、信じられませんね。
  そうです、浮気はバッティングセンター
  に行くだけ。不倫は、契約している球団
  があるのに他球団のユニフォームを着て
  試合に出るようなもの。それくらい違う。
  ですよねぇ? 男性諸君。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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