活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

捨て本

2019年09月12日
人生論・生き方・人物・哲学 0

捨て本

満足度★★★
付箋数:23

本書の序章で堀江貴文さんは問います。

  「あなたは本当に必要なモノが何なのか、
  わかっていますか?」

本当に必要なモノ、どうしても大切に
したいコトがわかっていれば、
それに集中するために、それ以外は、
捨ててしまう。

いわゆる「選択と集中」です。

ビジネスで戦略を決めることは、
何を捨てるかを決めることなので、
非常にビジネスライクな発想です。

堀江さんは、なかなか普通の人が
捨てられないモノを、どんどん捨てる
ようにアドバイスします。

  「必要な道具、宝物、それが人生を
  豊かにしてくれると信じている多くの
  モノに囲まれて、人は暮らしている。
  だが、ほとんどのモノは、 “大切” と
  いう幻想のパッケージにくるまれた
  不用品だ。」

  「断言する。モノへの愛は、ほとんどは
  思い込みである。あなたが愛している
  ほどに、モノの側は、あなたを愛して
  いない。モノに囲まれた偽りの充足より、
  それを大胆に捨てて、軽やかに走りだす
  爽快感を選んでほしいのだ。」

モノの所有に縛られないと、
高い自由度で生きていけることは
よくわかります。

経験を積み、年齢を重ねるごとに、
所有欲がなくなる人も多いので、
それほど特殊な考えではありません。

しかし、モノは捨てられても、
人間関係、特に家族のような濃い関係を
捨てられない人は多いと思います。

反抗期の延長で、親と疎遠になったり、
結婚生活がうまくいかなくなって、
離婚するようなケースは理解できます。

ただ、うまくいっている人間関係を
捨てるのは、容易なことではありません。

  「僕の考えが一般的でないことは、
  わかっている(おかしいとは思って
  いないが)。けれど、同じ友だちと
  何年も、長ければ10年以上もずーっと
  仲良しでいる、というのは、相当稀
  ではないかと思う。(中略)
  人付き合いには、刺激の賞味期限
  みたいないものがある。」

  「結婚生活は2年ほどしか保たなかった。
  延期していた結婚式を、軽井沢で挙げた
  3ヶ月後に、僕たちは離婚した。
  できたばかりの家族を、僕は “捨てた” 。
  人生で最初で、最大に近いぐらい、
  大きな切り捨てだった。」

  「一度の経験で、あらためて強く思う。
  結婚なんてしなくていい。
  家族は “捨てるフォルダ” に入れて、
  問題ない存在だ。」

世の中には色々な価値観がありますから、
誰もが堀江さんの考えを受け入れられる
訳ではないと思います。

それでは、「モノ」も「人」も捨てる
堀江さんが、逆に絶対に捨ててはいけない
と考えるものは何なのか?

それはスマホではありません。

本書で、堀江さんは捨ててはいけない
ものを2つ挙げています。

1つは、「自分自身」です。

それは自分が自分であることであり、
生きている意味を支える心の根幹です。

もう1つは、「時間」です。

堀江さんにとって、時間は命であり、
何にも勝る財産です。

時間を奪われるぐらいなら、いくらでも
お金は払うとも言っています。

この2つの大切なものを死守するために、
世間からどんなに白い目で見られても、
他のものは容赦なく捨ててしまうのが、
堀江さんの考えです。

本書では、過去の堀江さんの半生を
振り返りながら、どのような過程で
そのような思考に至ったかを語ります。

この本から何を活かすか?

私が本書を読んで思い出したのが、
ジョージ・クルーニーさん主演の映画、
マイレージ、マイライフ』です。

クルーニーさん演じるライアンは、
「バックパックに入らない人生の荷物は
背負わない」哲学の持ち主でした。

ライアンは1000万マイル達成を目標に
生きていましたが、堀江さんと共通する
哲学があるように思えます。

軽いタッチですが、考えさせられる
ところがある、好きな映画の1つです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント0件

コメントはまだありません