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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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生産性を3倍に跳ね上げる 引継ぎ Change & Education


生産性を3倍に跳ね上げる 引継ぎ Change & Education

満足度★★★
付箋数:22

あなたは、仕事の「引継ぎ」にどのような
イメージをお持ちでしょうか?

 ・面倒な仕事
 ・時間がない中でしなくてはならない仕事
 ・前任者から情報を受け取るもの

やらなけば困るとは思うものの、
あまり前向きなイメージを持っている方は
少ないように感じます。

  「日本企業において身近だが、
  軽視されているもの。
  ―それが “引継ぎ” です。
  現在、ほとんどの会社は自社で、
  あるいは教育会社に依頼して社員教育
  プログラムを実施しています。
  また書店には多種多様なビジネス書が
  並び、ビジネスパーソンの自己学習の
  手助けになっています。
  しかし、どこにも “引継ぎ” の専門書は
  見当たりません。」

上司や同僚から仕事を渡されたとき、
社員が異動や退職することになったとき。

引継ぎは、一定の頻度で必ず発生します。

本書は、日常的に起こる「引継ぎ」を
テーマにした指南書です。

ところで、なぜ、引継ぎは重要なのか?

それは、日本企業の生産性を低下させる
大きな原因となっているからです。

通常、仕事というものは、従事した
時間が長くなれば、効率化が図られ、
生産性がアップしていくものです。

しかし、これは同じ人が同じ仕事を
続けていた場合の話です。

会社という組織で仕事をしている場合、
同じ人が永遠に同じ仕事を続けることは
ありません。

特に日本企業は採用時に職務定義書で
厳密に仕事の範囲を決めて契約する
スタイルではないので、仕事の内容は
変わっていきます。

新しい仕事に従事する場合に、
一般的には前任者からの「引継ぎ」が
あります。

そこで何らかのトラブルや情報消失など、
損失を経験することは少なくありません。

本書では、引継ぎのノウハウを整理して、
損失をゼロにします。

それだけではなく、引継ぎを変化を起こす
最適なタイミングと定義して、
イノベーションの重要な機会と捉えます。

引継ぎによってもたらされる重要な
変化は3つあります。

  1. 考え方の変化
  2. 仕事の変化
  3. 組織の変化

仕事の引継ぎの際に、この3つの変化を
正しく起こすことができれば、
組織の生産性は3倍以上に跳ね上がるのです。

引継ぎを単なる業務の受け渡しではなく、
仕事や組織を変化させ、より高いステージ
へ上がるための機会として位置づけ、
方法論を示したのが本書です。

著者は、株式会社ソシオテック研究所で
主に人材育成にかかわる研究を行っている
宗澤岳史さんです。

本書では、営業部のエースが退職する
というストーリーの中で、引継ぎに関する
知識や技術が身につくように書かれています。

また、ストーリーの後には解説のパート
があり、そこでより深く理解できるように
構成されています。

引継ぎがあるたびに損失が生じるのか、
あるいは引継ぎのたびにイノベーションを
起こすことができるのか。

引継ぎが日常的に発生するからこそ、
これが繰り返されるたびに、
大きな差になっていくのです。

本書では、引継ぎの際の3つの変化を
3つの視点(目的・時間軸・矢印)で
捉えて、組織の生産性アップを図ります。

若干、真似しにくいと思うところは
ありましたが、非常に興味深い本でした。

この本から何を活かすか?

本書の中で、仕事の変化のための技術
として、「注意の意識化ワーク」が
紹介されていました。

これは自分の注意が向かっている
方向や量を意識化して、コントロール
するためのワークです。

注意のコントロールができるように
なると、仕事や生活に劇的な変化が
起こると説明されています。

ワーク用のフォーマットも掲載されて
いるので、やってみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 組織・社内教育・コーチング | 05:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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