活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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人をつくる読書術


人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス)

満足度★★★★
付箋数:25

現代を代表する教養人として知られる、
元外交官の佐藤優さん。

その深く広い教養から、「知の巨人」や
「知の怪物」と形容されることがあります。

いかにして、佐藤さんは知の巨人と
なり得たのか?

本書は、その秘密がわかる本です。

  「本書で伝えたかった重要な事柄は
  二つある。よい本を読み、よい友人を
  持つことだ。具体的にいえば、
  中学生から30代前半までに出会う人生の
  先達からは大きな感化を受ける。
  それによって知的関心が広がり、
  読書の質が向上する。すると、さらに
  多くの人と深い部分でつながることに
  なる。それは人格の土壌を形成し、
  やがて豊かな実をつける栄養源になる
  だろう。つまり、人生を力強く生きる
  最大の力になる。」

知の巨人に少しでも近づこうと思うと、
佐藤さんがやってきたことを真似するのが
一番の近道です。

佐藤さんの人生の師や友人と、
知り合うことは簡単にはできませんが、
佐藤さんが読んできた本を読むことは
できます。

本書では、今の佐藤さんを形づくった
要素を6つ挙げ、それぞれの側面から
どんな本をどのように読むべきかが
解説されています。

「作家」、「外交官」、「人間」、
「教育者」、「教養人」、「キリスト教者」
をつくる本の読み方。

ところで、読む・聴く・話す・書くの
4つの力のうち、なぜ、読むことを優先
させるべきなのか?

  「言語能力は “読む”  “聴く”  “話す” 
   “書く” の4つの力から成り立ちます。
  そして聴く、話す、書くという三つの
  力が読む力を超えることは絶対に
  ありません。読む力が天井なのです。
  読む力があればつねによい表現ができる
  とは限りませんが、よい表現ができる
  人は必ず正確に読む力をもっている
  ものです。」

やはりインプットがあるからこそ、
アウトプットができるのです。

そのベースとなるのが読書による
インプットです。

佐藤さんは現在でも、どんなに少なくても
1日4時間以上は読む時間をとっていると
語っています。

読むべき本の種類は大きく分けると2つ。

まずは教養の基礎を身につけるための
高校の教科書や参考書です。

本書では、国語便覧や文英堂の参考書
理解しやすい政治・経済』が推奨
されていました。

そして教科書でベースができたら、
古典や名作と呼ばれる本に挑みます。

小説、哲学書、思想書などの一流作品です。

ただし、それだけでは苦しくなるで、
もっと気軽なエンターテインメント性の
高い本を織り交ぜて読むことも重要です。

  「アカデミックな分野で仕事をする人
  なら専門書を中心に体系的な知識を
  身につけなければなりませんが、
  一般のビジネスパーソンの場合は
  仕事に関する専門書を読む時間が
  3割から4割として、通俗本や小説など
  エンターテインメント性の高い本を
  6割から7割くらいでちょうどいい
  のではないでしょうか。」

このエンターテインメント性の高い本
の中には漫画も含まれます。

本書では原泰久さんの『キングダム』と
伊藤潤二さんの『うずまき』が紹介
されていました。

本書には、これまで佐藤さんが、
どのような人に出会って、どんな本を
読んできたかが書かれています。

知の巨人の自伝的な内容なので、
読み物としても面白い本です。

この本から何を活かすか?

何でも検索するとすぐに調べられる時代に、
「暗記」することは必要なのか?

佐藤さんは、知のベースに「暗記」は
不可欠だと述べています。

  「自分自身の体験から、高校までは
  丸暗記を基本にして受動的知識を
  最大化し、徹底的に知識を吸収する
  ことが一番だと考えています。」

受動的知識の積み重ねのないところに
創造性は生まれないようです。

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