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実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた


実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた (PHP新書)

満足度★★★★
付箋数:25

2008年から大阪府知事を4年弱務め、
その後、自らが掲げる大阪都構想の
実現のため、大阪市長へ転身した、
元政治家の橋下徹さん。

政治家としては、約8年間の活動でした。

この間、橋下さんは敵ばかりの組織内で、
いかにして改革を成し遂げたのか?

  「本書では、僕が大阪府知事、
  その後に大阪市長として八年間、
  どのように人や予算や物事を動かし、
  実行してきたか。
  その裏側と、僕がそのときに心がけて
  いたこと、学んだことなどをつぶさに
  述べました。」

橋下さんが、リーダーとしてこだわって
きたことは、「実行力」です。

アイディアだけ、口だけのリーダーでは、
人はついて来ません。

本書は、あらゆる規模の、あらゆる組織の
リーダーが参考にできる、橋下さん流の
リーダー論です。

橋下さんの人事の要諦は、反対派を
遠ざけずに、あえて側に置くこと。

この人事配置には、「よりによって
あの人を腹心の部下に?」という衝撃が、
敵・味方の両方に走ります。

そして、意見を封じ込めるのではなく、
言いたいことは言わせて、思う存分、
徹底抗戦させます。

その上で、納得できる反対意見を
取り入れて、より良い修正案を作る。

ただし、多様な意見を取り入れながらも、
「最後は従ってもらう」ことを方針と
します。

この方針は、反対派の不満を和らげ
ながらも、最終的にやりたいことを
実行する際に有効です。

そして、リーダーは小さい問題点には
目をつぶり、現場が気づいていない
大きな問題点を見つけ出し、解決する。

現場で実務がわかり過ぎてしまうと、
それが当たり前となってしまい、
かえって本質が見えなくなります。

専門家としての思い込みや予断が
生じてしまうからです。

リーダーは、その本質的な課題を
見つけ、決断・実行することが仕事。

ただし、現実的には絶対に正しい
解がない場合も多々あります。

そんなときは、誰もが決められない
ことを決断して、リーダーの責任で
実行に移すことが重要です。

また、部下の固定観念をぶち壊すために、
「絶対にできない」と思っていたことを
実行します。

これを最初にドカンとやって、
組織に大きな衝撃を与えます。

大阪市の例では、大阪城の庭園で
実施した、レッドブル主催の
「モトクロス競技大会」の実施が
これに当たります。

多くの職員は、イベント実施前には、
「こんなこと、絶対にできない」と
言っていました。

しかし、イベントが成功すると、
「市長、来年もやりましょう」と言う
ほどの、意識変貌をもたらしました。

一度、絶対にできないと思っていた
ことができてしまうと、他にも
「できない」と諦めていたアイディアが
出てくるようになります。

部下の意識改革をするなら、
小さな改善を積み重ねるのではなく、
メンバーに衝撃を与えるようなことを
実現させるのが、橋下さん流の
マネジメントです。

マインドさえ変わってしまえば、
あとは部下が自ら動き始めるのです。

最終章の大阪都構想は別にして、
本書は、世の中の多くのリーダーが
参考にできる本だと思います。

橋下さんへの好き嫌いはあるかも
しれませんが、嫌いな方こそ、
読んで欲しい本です。

この本から何を活かすか?

どうしたら、リーダーとしての明確な
ビジョンを持てるようになるのか?

  「僕は毎日、主要な新聞五紙などを
  読み、様々なニュースに対して、
   “自分はこう考える” という持論を
  頭の中で構築する作業をしています。」

これが何に対しても、自分の意見を
持てるようになるための練習です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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