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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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リラックスのレッスン~緊張しない・あがらないために


リラックスのレッスン~緊張しない・あがらないために

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは人前で話すときに、
緊張する方でしょうか?

緊張したときに、一番やってはいけない
のが、「緊張しないように」と思うこと。

人はそう思えば、そう思うほど、
一層緊張してしまうものです。

もし、あなたが緊張するタイプなら、
本書は大きな助けになります。

実は、私は緊張しない方法を
探そうと思って本書を手にした
わけではありません。

書店で見かけて、ホワッとした感じの
水色の表紙に惹かれて、なんとなく
手にしました。

しかし、期待しないで読んでみると、
結構これが、実用的な本でした。

  「演劇の歴史は長いです。
  昔から、緊張する俳優はいて、
  それをどうしたら緊張しなくなる
  だろうかと、世界中の演出家や俳優が
  試行錯誤してきたのです。
  演劇界には、リラックスするための
  膨大な知恵と技術の蓄積があるのです。
  その財産と、僕自身の発見と経験を
  加えて、リラックスするための方法を、
  俳優志望ではない一般の人にも、
  分かりやすく伝えることにしました。」

私は、俳優になるような人は、
もともと緊張しないタイプの人だと
思っていましたが、実際はそうでは
ないようですね。

本書の著者は、演出家の鴻上尚史さん。

本書には、鴻上さんが長年蓄積してきた、
リラックスするためのノウハウが
詰め込まれています。

人が、なぜ緊張するかというと、
それは「自意識」があるから。

自意識とは、「自分はどう見られて
いるのだとうか」とか「自分はうまく
やれるのだろうか」という、
自分に対する意識のことです。

これが、わたしたちの身体を強張らせ、
意識を混乱させるのです。

厄介なことに、自意識は「忘れよう」、
「無視しよう」と考えるほど、
大きくなってしまいます。

残念ながら、自意識を完全になくす
ことは不可能です。

そこで本書で勧められているのが、
「与えられた状況」に集中する方法です。

与えられた状況とは、話すセリフに
含まれる情景や様子、情報のことです。

例えば、あなたが結婚式のスピーチを、
新郎の友人代表として頼まれた場合を
考えてみましょう。

大事な場だから、絶対に失敗できない
と考えると、余計に緊張します。

さらに、みんなの表情を見て、
イマイチな反応だと、もうダメだと
思ってしまいます。

そんなときは、スピーチで語る
新郎のエピソードの内容に集中します。

それが部活のエピソードだったら、
リアルに思い出して、内容を五感で
感じながら話すのです。

頭で情景を思い出すでけでなく、
五感で思い出しながら語るほど、
自意識は自然と薄らいでいきます。

「与えられた状況」に集中すると、
人々の視線から自由になれ、
楽に生き生きと話せるようになる。

また、人前で緊張してしまう人は、
「人前で話すことに自信がない」のと、
「話す内容に自信がない」のとの
区別が曖昧になって場合が多いようです。

もし、話す内容に自信がないのなら、
その内容には集中できないので、
緊張してしまうのは当たり前です。

本書は、ここで紹介できなかった
ノウハウも含めて、個人的にはかなり
新しい発見のある本でした。

私は人前で、それほど緊張するタイプ
ではありませんが、人にアドバイス
する際には、参考になると思いました。

この本から何を活かすか?

  「じつは、 “あがり症” の人は、
  他人への関心が薄い人が多いのです。」

例えば、スピーチの順番待ちを
している場合。

自分がうまくできるかを考えるのでは
なく、できるだけ他の人にスピーチに
耳を傾け、徹底的に「観察」します。

他人を観察すると、自意識から離れ、
他人のスキルを取り入れるチャンス
にもなるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 心に効く本 | 05:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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