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外資の流儀 生き残る会社の秘密


外資の流儀 生き残る会社の秘密 (講談社現代新書)

満足度★★★
付箋数:24

日本の労働生産性は、先進7カ国(G7)
中最下位、アメリカの約3分の2。

昨日紹介した、崔真淑さんの本、
30年分の経済ニュースが1時間で学べる
で、日本の生産性が低い原因は、
解明されていないと書かれていました。

しかし、本日紹介する本『外資の流儀』
の著者、中澤一雄さんはその理由を
明確に言い切っています。

  「日本企業の生産性がアメリカの企業の
  半分程度にとどまってしまっている
  最大の原因は、日本企業が新卒採用や
  年功序列、終身雇用といった日本流の
  経営を続けており、世界標準である
  外資流の経営手法を取り入れて
  いなかったからだと私は考えています。
  好むと好まざるとにかかわらず、
  近い将来、日本の企業は必ず、
   “外資型” に変わっていくでしょう。
  なぜなら、外資型に変わらなければ
  生産性が低いままで生き残れない
  からです。」

本書は、日本企業の生産性向上のため、
外資流の効率経営を推奨する本です。

著者の中澤さんは、マクドナルドや
ディズニーなどで45年間働いた経験
のある、外資系元トップの方です。

中澤さんが挙げる、日本の生産性が低い
原因をもう少し詳しく見てみましょう。

1つ目は、新卒採用はデメリットが
多すぎること。

もちろん、外資系企業で新卒採用が
完全にないわけではありません。

ただし、外資系企業では学生時代に
インターンとして、実務経験をかなり
積んでいるので、業務知識がない状態
で採用されることはありません。

2つ目は、年功序列という摩訶不思議な
システムが採用されていること。

日本でも崩壊しつつありますが、
年功序列では、勤続年数で昇格します。

一方、外資ではジョブディスクリプション
とジョブサイズをクリアしなければ、
昇格はありません。

ペイ・フォー・パフォーマンス
(働き方に応じた給与)の考えが、
徹底されているのです。

3つ目が、終身雇用・定年制が生み出す
「生産性ゼロ」の社員がいること。

日本には「窓際族」という言葉が
ありますが、外資にはそういう存在は
ありまあせん。

なぜなら、結果を出せない人は、
退職勧奨されて会社に残れないから。

中澤さんは、これら日本独自のシステムが
生産性が低い元凶だと、断言しています。

では、日本企業は今後どのように
改革していったらよいのでしょうか?

中澤さんが挙げる「勝利の方程式」は
次の8つです。

 1. タイトル(職位)別の職務内容と
  仕事の領域の確定
 2. 期初前に個人目標を設定
 3. 期末の成果重視による人事評価
 4. 業務改善と退職勧奨
 5. 後継者育成計画
 6. 外資流のリストラクチャリング
 7. 5年戦略計画
 8. 年間遂行計画

これらは、外資では当たり前のように
行われていること。

グローバル化が進んだ世の中では、
この「勝利の方程式」を実践して、
世界の企業と伍していかなければ、
生き残っていけないのです。

本書では、中澤さんのこれまでの経験を
交えて、豊富な事例も紹介されています。

企業のトップの方はもちろんですが、
一般社員でも、今の会社のシステムに
モヤモヤとしている方は、読んだ方が
いい本だと思います。

この本から何を活かすか?

中澤さんは、本書で転職を勧めています。

転職を決断する条件は3つ。

 ・仕事が楽しくない
 ・パッション(情熱)がなくなった
 ・会社の売り上げが上がらない。
  もしくは右肩下がり

ただし、転職するにはスキルがないと、
受け入れ先がないので要注意です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 05:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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