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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

2019年05月21日
勉強法 0

調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意 (SB新書)

満足度★★★
付箋数:24

現代の日本社会は「フタコブラクダ化」が
進んでいます。

これは社会構造を調べたときに分布が、
2つのピークに集まっている状態です。

前コブに集まるのは、
高学歴・高収入の「持つ人」。

後コブに集まるのは、
それ意外の「もたざる人」。

あなたは、どちらのコブに属していますか?

今後、AIの発展などにより、後ろコブの
人口は拡大し、経済的には縮小します。

一方、数少ない前コブの人には、
仕事もお金も情報も集まっていく。

前コブに属するためには、AIを競争相手と
しない、人間だけが理解できる付加価値を
つける素養を磨く必要があります。

それがいわゆる「教養」です。

本書は、フタコブラクダ化が進む社会で
教養を身に付け、生き残って行くための
ノウハウがまとめられた本です。

著者は、「知の巨人」と呼ばれる、
佐藤優さんです。

佐藤さんは、毎月2冊の本と、
90本ものコラムや連載を書いています。

ページ数にすると1200ページの原稿を
毎月、書き続けています。

この佐藤さんの膨大な創作活動を
支えているのが、膨大なインプラントで、
多い月には、500冊以上の本に目を通す
ようです。

本書では、佐藤さんが実践している
「調べる技術」と「書く技術」が
公開されています。

それは、インプットとアウトプットを
セットで行う技術です。

まず、知的生産を行うためにベースと
なるのが、基礎知識と教養を身に付ける
ためのインプットです。

これをやっておくと、新たな情報を得た
ときの理解度が底上げされます。

では、具体的に何を使ってインプットを
行うのか?

最初にすべきなのは、「高校の教科書」を
使って、知性の土台を作ること。

高校の日本史A、世界史A、政治経済、
そして数学I・Aの教科書か、それに類する
参考書で知識と教養を身に付けます。

これがあると、ニュースを読んだときの
理解度が大きく向上します。

次に、日々移り変わる生のニュースは、
新聞、NHK NEWS WEB、新聞ダイジェスト
などから情報収集します。

やはり、時代が進んでも新聞は、
最も信頼できる二次資料であることは、
間違いありません。

逆に、SNSやメッセージアプリは、
知的生産を行うためには、やめた方がいい
と佐藤さんは言っています。

SNSやメッセージアプリを使うか、
使わないかで、生涯所得と出世に
大きな差が出てくることを、
肝に銘じておいた方がいいようです。

そして、読んだ知識を表現につなげる
アウトプットのスキルとしては、
「1冊のノートに手書き」することが
推奨されていました。

この手書きのノートには、あらゆる情報を
書きますが、メインとなるのは日誌です。

今日1日、何をしたか、誰と会って、
何を話して、どこに行ったかを書きます。

スケジュール管理は別の「2年手帳」を
使いますが、やった行動の記録としては、
ノートに記しておきます。

また、読んだ本の内容も、このノートに
「書き抜き」と「それに対するコメント」
の2つを記録として残します。

本書は、過去の佐藤さんの著作と、
共通した内容も多いので、高校の教科書を
読むことなど、すでに実践している方も
いるかもしれません。

しかし、知的生産を行うための、
インプットとアウトプットの技術が
コンパクトにまとめられているので、
お得で実践しやすい本だと思います。

この本から何を活かすか?

教科書以外で、高校の知識の学び直し用に
薦められていたのは、以下の書籍です。

 ・試験に出る哲学
 ・もういちど読む山川倫理
 ・生き抜くための高校数学
 ・生き抜くための中学数学
 ・新しい高校物理の教科書
 ・新しい高校化学の教科書
 ・新しい高校生物の教科書
 ・新しい高校地学の教科書

苦手な教科は、教科書よりも、これらの
書籍の方が手をつけやすいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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