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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう


ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう

満足度★★★★
付箋数:26

2018年3月14日に亡くなった、理論物理学者の
スティーヴン・ホーキングさん。

ホーキングさんは、世界で最も有名な科学者
のひとりでした。

それは、「車椅子の物理学者」だったから、
というよりも、一般人向けに書かれた、
ホーキング、宇宙を語る』などの著書が
あったからだと思います。

かの名著に対して、ホーキング博士は、
次のように語っています。

  「『ホーキング、宇宙を語る』があれほど
  成功を収めようとは、まったく予想して
  いなかった。障害を抱えているにも
  かかわらず、私がいかにして理論物理学に
  なり、ベストセラー本を書くことができた
  のかという、人間的な興味が売上を
  伸ばしたのは疑う余地がない。
  誰もがあの本を最後まで読みとおした
  わけではないかもしれないし、読んだこと
  のすべてを理解したわけでもないだろう。
  それでも読者は少なくとも、私たちの
  存在にかかわるビッグ・クエステョンの
  ひとつと向き合った。そして、私たちは
  科学を使って発見し、理解することの
  できる、合理的な法則に支配された宇宙に
  住んでいるのだということをわかって
  くれたのではないかと思う。」

ホーキング博士は、非常に客観的に
分析していることがよくわかります。

本書は、人類の多くが抱く大きな疑問、
「ビッグ・クエステョン」に対して、
ホーキング博士が語る本です。

これまでの講演・インタビュー・エッセイ
で語ってきたものを、まとめたものです。

本書で語られる、ビッグ・クエステョンは
以下のとおりです。

 1 神は存在するのか?
 2 宇宙はどのように始まったのか?
 3 宇宙には人間のほかにも知的生命は
  存在するのか?
 4 未来を予言することはできるのか?
 5 ブラックホールの内部には何があるのか?
 6 タイムトラベルは可能なのか?
 7 人間は地球で生きていくべきなのか?
 8 宇宙に植民地を建設するべきなのか?
 9 人工知能は人間より賢くなるのか?
 10 より良い未来のために何ができるのか?

人はいつの時代も、ビッグ・クエステョン
に対する答えを求めてきました。

それはホーキング博士にとっても同じです。

本書では、10のビッグ・クエステョンに
対して、宇宙や物理学の知見から
ホーキング博士らしいウィットを交えて、
答えていきます。

例えば、「神」の存在については、
人格を持たない「自然法則」と再定義して、
語っています。

神の存在を考えることは、宇宙の存在や
始まりを考えることと同義なので、
科学者が扱うにふさわしい問題と
ホーキング博士は考えています。

ビッグ・クエステョンは、今まで誰も
解き明かしていない究極の問いです。

もちろん、ホーキング博士も、
これらすべての問に明快な回答や
解決策があるわけではありません。

しかし、私たちが、ビッグ・クエステョン
について考え続けることで、将来的に
答えが見つかることを望んでいます。

  「人はみな、未来に向かってともに
  旅するタイムトラベラーだ。
  私たちが向かう未来を、誰もが行きたい
  と思うような未来にするために、
  力を合わせようではないか。
  勇気を持とう。知りたがりになろう。
  確固たる意思を持とう。
  そして困難を乗り越えて欲しい。
  それは、できることなのだから。」

本書は、未来に生きる私たち人類に向けた
ホーキング博士からのメッセージです。

読めば読むほど、もっとホーキング博士の
話を聞いていたいと思える一冊でした。

この本から何を活かすか?

本書の「はじめに」はイギリスの俳優、
エディ・レッドメインさんが寄稿しています。

レッドメインさんは、2014年に制作された
映画『博士と彼女のセオリー』で、
主役のホーキング博士を演じた俳優さん。

レッドメインさんは、映画の撮影以来、
ホーキング家の人々と親交を深め、
博士の葬儀の際には弔辞も述べたようです。

博士と彼女のセオリー』は、見逃して
いたので、今週末に見てみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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