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ikadoku

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2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生

2019年04月22日
社会・国家・国際情勢 0

2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生

満足度★★★★
付箋数:26

オトバンクの上田さんから献本頂きました。
ありがとうございます。

なんか、とてつもない本に出会ってしまった。
それが本書を読み始めて思ったことです。

  「本書は、1989年から2018年の30年間を
  描いた『分断した世界』の後編である。
  世界の未来予測を仕事とする者を訪ね、
  彼らとの対話を重ね、2020年から2049年
  までの30年の未来を予測した。
  第1章では、迫り来る “宇宙変動” について。
  第2章では、今後30年のメインプレイヤー
  となる国家について。そして第3章では、
  日本の未来に加えて、ポスト国家としての
   “個人” と “人類の未来” に焦点を
  定めている。
  分断した世界は、再び統合するのだろうか?
  そして、人類の未来は、どこに向かう
  のだろうか?
  これから “未来への旅路” を、皆さんと
  ご一緒したい。」

本書は、高城剛さんが、足掛け5年の歳月
をかけて書いた、未来予測の本です。

かつてハイパーメディアクリエイター
という肩書を、高城さんは名乗っていま
したが、それも過去のものとなりました。

最近では、未来予測が仕事なの?
と思えるような活躍ぶりです。

高城さんの強みは、机上の空論ではなく、
実際に世界中を飛び回って、現場を見て
まわっていることです。

本書では、世界中のフューチャリストに
直接会って話を聞き、データが指し示す
現地に赴き、肌感覚を加えています。

だからこそ、常識では考えられない
未来予測でも、リアルで説得力のある
言葉として、伝わってきます。

本書の最初で、予測するのは地球の
気候変動について。

世間では、「地球温暖化」の危機が、
叫ばれています。

  「ここ数年、日本では夏に耐えがたい
  ほどの猛暑が続き、ゲリラ豪雨が多発
  する。まるで熱帯雨林気候のようで、
   “地球は温暖化しているのだな” と
  感じている人は決して少なくない
  だろう。
  だが、事実は違う。いま、地球は
  短期ではあるが、寒冷化に向かって
  いるという説が急浮上している。」

高城さんが会って話を聞いたのは、
英イーサンブリア大の天文物理学者の
ヴァレンチナ・ザルコヴァ教授です。

ザルコヴァ教授によると、温室効果ガス
の影響もなくはないですが、それは
「太陽」がもたらす地球への影響に
比べると、非常に小さなもののようです。

地球は太陽が放出するエネルギーを受け、
特に、「黒点」の数によって気候が
変わります。

その黒点が数十年単位で見ると、
減少して、太陽の活動が低下します。

その影響で、2020年頃から地球は
寒くなり、その寒冷のピークは
2030年代に訪れるというのが、
ザルコヴァ教授の予測です。

ところで、北極圏の氷が解け出している
というニュースはどうなのでしょうか?

これ2012年にグリーランド北部で起きた
ニュースですが、その続報があります。

実は、2013年には氷は元に戻った
そうですが、そのことは全く報道され
ませんでした。

高城さんは、この地球環境の変化を
念頭に置きながら、アメリカ、中国、
インド、EU、そして日本について分析し、
その未来の姿を描き出します。

その結果、導かれた答えが、
本書のタイトルにもなっている
「2049年に日本がEUに加盟する」
という、衝撃的な結論です。

ただし、個人的には、今でもEUへの
加入基準を満たしていない日本が、
30年先にそれを満たしていることは、
ちょっと考えにくかったですね。

それはさておき、日本が生き残るには、
EUに加入するしか道がないと、
高城さんは述べています。

実現性はともかく、唯一無二の未来予測
をする高城さんの本は、読んでいて、
非常に面白い。

読むの価値のある本だと思います。

この本から何を活かすか?

本書では、アリババ・グループが提供する
決済サービス「アリペイ」が世界を支配する
可能性についても言及しています。

利用者がアリペイを使うと「芝麻信用」
という評価システムのスコアが上がり、
数々の恩恵を受けられるようになります。

「信用度」をスコア化している芝麻信用は、
私も注目しているシステムです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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