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ikadoku

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GREAT BOSS(グレートボス): シリコンバレー式ずけずけ言う力

2019年04月17日
リーダーシップ 0

GREAT BOSS(グレートボス): シリコンバレー式ずけずけ言う力

満足度★★★★
付箋数:25

どうしたら、最高の上司になれるのか?

世の中には、数多くのリーダーシップ本が
出回っているように、この問題は一筋縄
ではいきません。

なぜなら、上司も部下もそれぞれ
個性があり、価値観も違うので、
通り一遍の方法では通用しないからです。

しかし、いくら上司と部下の個性が違っても
仕事にはシンプルな原則もあります。

それは、「仕事の根幹は上司と部下の
信頼関係」にあるということ。

では、どうしたら上司と部下の
信頼が築け、最高の人間関係を作れるか?

  「人間関係はわたしたちの人生を支配
  するし、普通の人間関係については
  さまざまな研究があるのに、上司と部下の
  関係の本質については、これまでほとんど
  語られていない。わたしはそこをなんとか
  したかった。アップルでも、グーグルでも
  この世界のどこでも、いい上司になる
  ことの中心にあるのは、部下とのいい
  人間関係なのだから。
  上司と部下とのいい関係を一番的確に
  表す言葉を、わたしは見つけた。
  それが “徹底的なホンネ(Radical Candor)” 
  だ。」

本書は、部下のパフォーマンスと成長を
最大限に引き出す、最高の上司になる
ためのマニュアル本。

著者は、シリコンバレーのカリスマ女性
起業家のキム・スコットさん。

スコットさんは、グーグルやアップルを
経て、キャンダー・インクを創業した方。

上司の部下への接し方として、
優しいだけでは、きちんと部下を指導する
ことはできません。

一方、いくら正しいことを言っていても、
厳しいだけでは、部下は潰れてしまいます。

スコットさんは、上司が優れた指導を
するために、2軸で2×2のマトリックスに
したフレームワークを紹介します。

2つの軸とは、「心から相手を気にかける」
ことと「言いにくいことをズバリと言う」
ことです。

この2つが同時にできると「徹底的なホンネ」
で部下に接することができます。

しかし、気にかけているだけで、ズバリと
言えないと「過剰な配慮」になります。

また、ズバリとは言うものの、相手を気に
かけていなければ「イヤミな攻撃」に
なってしまいます。

この2軸の両方を満たしていないと、単に
「摩擦を回避」しているだけになります。

このフレームワークをシンプルな例で
見てみましょう。

例えば、トイレから戻ってきた人の
ズボンのチャックが開いていた場合。

「徹底的なホンネ」では、気まずいけれど、
「チャックが開いているよ」とそっと
伝えてあげます。

これを「見ろよ! あいつのチャックが
開いているぜ」と叫ぶと「イヤミな攻撃」
になってしまいます。

相手が恥ずかしがっていると思って、
何も言わないのが「過剰な配慮」。

同じ何も言わないのでも、自分のことだけ
を考えて、面倒なことに近づきたくない
から言わないのは、「摩擦を回避」です。

本書が目指すのは、「徹底的なホンネ」で
部下に接することです。

本書は、洋書特有の事例の多い語りで
書かれていますが、非常に実用的な
アドバイスが書かれている本だと思います。

概念的な話だけでなく、フィードバック
方法など、かなり具体的なヒントが
盛り込まれています。

スコットさんが、過去にやらかした
失敗談も交えて語られていますから、
そこからも学ぶことができます。

400ページ超の厚めの本ですが、
読む価値が十分あると思います。

この本から何を活かすか?

本書では、命令を出さずに結果を
生み出すフレームワーク「GSDサイクル」
も紹介されていました。

こちらは、7つのサイクルで回します。

  第1段階 聞く
  第2段階 はっきりさせる
  第3段階 議論する
  第4段階 決める
  第5段階 説得する
  第6段階 実行する
  第7段階 失敗から学ぶ

スティーブ・ジョブズさんも意識せず、
実はこのサイクルを回して、仕事をして
いたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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