活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方


シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

満足度★★★
付箋数:23

日本でレイチェル・ボッツマンさんと
ルー・ロジャースさんの本、
シェア ―<共有>からビジネスを
生みだす新戦略
』が刊行されたのは、
2010年12月のことでした。

以来、「シェアリングエコノミー」
の到来について、多くの方が語るように
なりました。

しかし、ただ理論で語るだけでなく、
本書の著者、石山アンジュさんほど、
本当に「シェア」を実践している人は、
それほど多くないと思います。

  「 “シェア” こそ、これからの時代を
  幸せに生きていくために、誰にとっても
  欠かせないキーワードになっていくはず
  です。
  本書は、この “シェア” (共有)という
  概念によって、社会がどう変わっていく
  のかを考え、シェアすることで生まれる
  新しい生き方を提案していきます。」

石山さんは、内閣官房シェアリング
エコノミー伝道師です。

シェアリングエコノミー伝道師とは、
地方におけるシェアリングエコノミーの
導入推進について、豊富な知見を備えた
人物に与えられる役割。

石山さんは、内閣官房IT総合戦略室長より、
2017年3月に第1弾の5名の中の1人として
任命されました。

それだけでなく、石山さんは渋谷にある
「Cift」(シフト)というシェアハウスで
暮らしています。

ここは住むだけのシェアハウスではなく、
メンバーのスキルをシェアしながら、
「ともに働く」法人組織です。

ミュージシャン、作家、料理人、お坊さん、
政治家、美容師、弁護士など、
様々な肩書を持つ方がともに暮らし、
ともに働いているようです。

また、石山さんの実家もシェアハウスを
経営しているという筋金入りです。

さて、肝心の「シェア」についてですが、
本書では以下のように定義しています。

  「シェアにはさまざまな意味が
  ありますが、この本では “シェア”
  = “分かち合うこと” と定義します。
  それは、私的所有や経済的な利益を
  追求する社会(資本主義社会)が
  限界を迎え、お金の価値や社会的
  ステータスなど、これまでの豊かさの
  物差しが揺らぐ時代になってきた中で、
   “個人と個人が共感や信頼を物差しと
  して、あらゆるものをシェアしながら
  『つながり』を前提にいきていく” 
  という新しい生き方です。」

今の社会は、組織中心から個人中心へ
移りつつあります。

その個人と個人が「信頼」を媒介として
「つながり」を持つて活動していくのが、
石山さんが提案する新しい生き方。

しかし、この「シェア」という概念は、
昔からあったといいます。

それは、日本の「長屋文化」です。

特に江戸時代の日本では、生活のほとんど
すべてがシェアによって成り立っていた
といっても過言ではありません。

長屋のお隣さんとは、スペースを共用し、
お醤油なのどの生活必需品が、足りない
ときには、貸し借りし合っていました。

これは「お互いさま」の文化です。

この文化が最新のテクノロジーによって、
個人と個人の新しい「つながり」が
可能になりました。

そうすると、これまで見えなかった
ものが新しい価値になり、さまざまな
制限から開放されていきます。

そんな価値観の世の中で、どのように
暮らしていくとハッピーになれるのか?

本書では、個人面、社会面、マインド面
から、シェアライフ実践入門書として、
新しい生き方を提案します。

  第1章 新しい時代
  第2章 新しい価値観
  第3章 新しい生き方
  第4章 つながりが社会を救う
  第5章 シェアするマインド

この本から何を活かすか?

 北海道の天塩町での取り組み

この町では、ここ60年で少子高齢化が進み、
人口はかつての3分の1になりました。

そのため、公共交通、バスなどの本数も
減り、自分で車を運転できない方が
病院に行こうと思うと、片道3時間以上
かかるようになっていました。

そのため導入されたのが「相乗り交通」
というライドシェアサービス。

マイカーで移動する人と、車を持たない
人をつなぎ、相乗りする取り組みです。

過疎化の進む地方の自治体では、
今後広がっていきそうな仕組みですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3505-3d2acd98

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT