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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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トップ企業の人材育成力 ―ヒトは「育てる」のか「育つ」のか


トップ企業の人材育成力 ―ヒトは「育てる」のか「育つ」のか

満足度★★★★
付箋数:27

さくら舎さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

過去に当ブログでは北野唯我さんの本を
2冊紹介しましたが、いずれも素晴らしい
本でした。

このまま今の会社にいていいのか?
と一度でも思ったら読む 転職の思考法


天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、
すべての人へ


そして、本書を読んで確信しました。
北野さんの本には、ハズレがないと。

本書は、採用と人材育成の専門書です。

北野さんの単独著書ではありませんが、
北野さんの目にかなった8人の実務家、
専門家が集められているだけあって、
どのパートもクオリティが高いです。

各章は専門書として独立しているので、
必要なパートだけ読むこともできます。

また、各章の前には「15秒サマリー」が
掲載さてれていて、「何が書いてあるか」、
「どういう人にオススメなのか」が、
瞬時に判断できるようになっています。

章末には「さらに詳しく」のコラムが
寄稿されていて、これは独立した
読み物として楽しむことができます。

さて、本書のサブタイトルには、
人は「育てる」のか、「育つ」のか
とあります。

あなたは、どちらの考えでしょうか?

  「先に結論を言うとこの本のスタンスは
  『人は “自然と育つ” ものだが、
   “狙って育てる” とそのスピードは
  加速する』です。言い換えれば、経営や
  人事責任者が事業をドライブさせる上で
  重要なのは『 “狙って” 、人が育つ
  仕組みや文化をつくること』だという
  ことです。」

北野さんは、これまで多くの企業の
採用を支援してきた経験から、
「採用と人事が強い会社は、事業が強い」
と100%の確信を持って断言しています。

つまり、採用と人事は経営に直結して
いるということです。

いくら秀でた事業戦略があっても、
どんなに素晴らしいシステムを導入しても、
それを担う「人」が優れていなければ、
継続的な成功は期待できません。

本書の目的は、経営の中核に組織や人事を
近づけていくこと。

具体的には、以下の点が考察されています。

 ・人事施策を本当に実現させるためには、
  施策の内容うんぬんより前に「社内広報
  (信頼)」の視点が不可欠である

 ・採用でうまくいっている会社は「XXXX」と
  「XXXX」をうまく活用している。

 ・組織開発で必要なのは、これまでの
  「フォーキャスト型人事(積み上げ施策)」
  ではなく、「バックキャスト型人事
  (あるべき姿から逆算できること)」である

ちなみに、「社内広報」とは、いかにして、
経営陣と現場が深い「信頼関係」を築けるか
ということ。

全てのビジネスの施策は、「企画」と
「運用」に分かれていますが、北野さんは、
人事のボトルネックは「運用」にあると
指摘しています。

実際にどう動かすかの「運用」を考えた
ときに、重要となってくるのが、
経営と現場の信頼(エンゲージメント)
の構築になります。

本書は、人事の総論から始まり、
採用、育成、組織開発、HRテクノロジー、
HRツール・ベンダーの活用までを
カバーしています。

会社の規模や採用の環境が違うと、
すべての経営者、人事担当者が、
本書の全部のパートを直ちにを活用
できるわけではありません。

しかし、いずれ本書の各章に書かれている
ことを検討すべき時期は来ると思います。

私としては、経営者、人事担当者は
必読の本だと考えます。

私は読後に、知り合いの人事担当者に、
本書を進呈することにしました。

この本から何を活かすか?

  「採用の成功を定義する前提として、
  採用ポリシーについて考えたい。
  採用ポリシーとは、 “どのような人物を
  採用したいのか” を明文化したものである。
  もし、あなたの会社が採用ポリシーを
  掲げていないのであれば、すぐに明確な
  ものにならないとしても、作ることを
  お勧めしたい。」

採用ポリシーを掲げることは、
既存社員の意識改革にも効果がある
ように感じました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 組織・社内教育・コーチング | 04:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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