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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN


直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN満足度★★★★
付箋数:28

とんでもない本に出会ってしまった。
これは、いい意味のとんでもなさです。

これが私が本書を読み出して思った、
ファーストインプレッションです。

  「圧倒的な結果を出し続けている会社や
  チームの陰には、 “これがやりたい!” 
  という強い想いを持った人たちがいる。
  彼らを動かしているのは、 “論理的に
  導き出された戦略” や “データ分析に
  基づいたマーケティング” などではない。
  むしろ、その原動力になっているのは、
  根拠があるとは言えない “直感” 、
  得体の知れない “妄想” ・・・要するに、
  いわゆる “ビジョン” の素になっている
  ものなのだ。」

これまで、ビジネスの常識では、
「論理に裏打ちされた戦略があってこそ、
成功にたどりつける」というものでした。

こうした左脳的な発想があるからこそ、
大失敗する可能性は低くなります。

しかし、これではヒットは打てても、
ホームランは打てません。

成功するための確率を考えるのではなく、
「これがやりたい」という内発的な
妄想から始めないと、圧倒的なインパクト
を生むことができないのです。

例えば、イーロン・マスクさん。

彼は「2035年までに人類を火星に
移住可能にする」という、強烈な妄想に
衝き動かされています。

それは妄想の域を超え、現実世界でも、
驚くべき結果を出し続けています。

なぜ、マスクさんのような人たちは、
単なる「空想家」で終わらず、
現実世界でもインパクトを与えることが
可能なのでしょうか?

その答えが、本書が示す、直感と論理を
つなぐ思考法です。

それを本書では「ビジョン思考」と
呼びます。

著者は、株式会社BIOTOPE代表で、
京都造形芸術大学創造学習センターで
客員教授を務める、佐宗邦威さん。

P&Gマーケティング部に在籍時には、
「ファブリーズ」「レノア」などの
ヒット商品を担当した方です。

  「自分の妄想を解き放ったあとには、
  それを具体的な “かたち” へ落とし込み、
  周囲の人を納得させていくステップが
  不可欠だ。
   “直感から思考をはじめる” とは、
   “ただの妄想で終わる” ということ
  ではない。ビジョナリーな人たちは、
  途方もないビジョンを駆動力に
  しながらも、同時に “直感” を
   “論理” につなぎ、 “妄想” を
   “戦略” に落とし込むことを忘れて
  いないのである。」

普通にビジネスを回していこうとすると、
顕在化している課題(イシュー)があって、
それをどのように解決すべきかという
発想になります。

これを本書では、イシュー・ドリブン
なアプローチと呼びます。

一方、本書が提案する「ビジョン思考」は、
内発的な妄想からスタートして、
それを現実に落とし込んでいくので、
ビジョン・ドリブンなアプローチです。

それでは、どのようにしたら習慣的に
「ビジョン思考」ができるようになるのか?

佐宗さんは、次の2つが必須だと説明します。

1つは、ビジョン思考の「スペース」、
もう1つは、ビジョン思考の「メソッド」。

最初に思考するための「余白」を作る
方法を、次にそこに「手を使って」
どう描くかを解説します。

右脳思考をしっかりと具現化する
ノウハウが示されています。

正直、実際にやるのはなかなか難しいと
思います。

しかし、これをやらないと「0」から
「1」を作るイノベーションも生まれない
ようにも感じました。

本書は、思考の技法としても、それを実現
するためノウハウとしても、斬新でした。

米デザインスクールの技法をビジネスに
落とし込んだ、類稀な本だと思います。

既定路線の延長線上から、抜け出したい人
には、是非、読んで欲しい一冊。

この本から何を活かすか?

佐宗さんは、「はじめに」の中で、
ビジョン思考をするための「余白」を
作る方法を紹介しています。

 1. いますぐ1冊のノートを買うこと
 (A6、無地モレスキンノートがおすすめ)

 2. いますぐカレンダーに、毎日15分、
  ノートを書くためだけの予定をいれること

これは感情をアウトプットする、
「モーニング・ジャーナリング」
という手法のようです。

このノートに書くのは、主観的な感覚や
感情などの「いま感じていること」。

また、このノートを書くための時間を
スケジュールとしてしっかり確保
することも重要のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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